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ソルティ・ドッグ

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塩日記2020
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2020年11月の記事一覧

私は息ができる

カナダのワーキングホリデービザを取得したけれども行かなかった。2019年2月に手続きを開始し5月に取得、そこから1年間有効だったので、働いたのちに2020年3月の契約更新を行わず渡加しようと考えていた。 秋には祖母の具合が悪くいつ逝去するかわからないと聞かされていたこと、冬に入るころには何やら様子のおかしい風邪様症状が海外で流行り始めていたこと、30歳を超えたワーホリがいかにリスクを伴うか悩んでいて渡加の準備とともに元々転職活動や資格試験も並行していたこと、などがあって、結

多様性って何かということなんだけど、

幡野さんのコラムの炎上から1ヶ月も経ってないんだけどなあ、cakesってバカなの? と、安直な意見しか思いつかないのが本音なのだけど、多様性って無批判に何でも許容することじゃないよと言っておきたくて書いた。 「まず、主上が良い王であるか否か──これは見る人にもより、見る時にもよりましょう。ただ、今回の件に関しては、主上がいかなる王であるかは問題ではございません。剣をもって人を襲うと決めた時点で道義の上では有罪、その罪人に正義を標榜して他者を裁く資格のあろうはずがない」  -

私たちはみな、人が繋いできた道の続きを歩いている

Congressman John Lewis before his passing wrote, 'Democracy is not a state, it is an act.' And what he meant was that America's democracy is not guaranteed. It is only as strong as our willingness to fight for it. To guard it, and never tak

善行に倦むことなかれ

This loss hurts, but please never stop believing that fighting for what’s right is worth it. It is - it is worth it. (Hillary Clinton, 2016) "STOP THE COUNT!"というツイートを見た瞬間、うんざりした。私は本当にうんざりした。こんなにも民主的ではなく傲慢な人間が、4年もの間、アメリカ合衆国大統領であったことを、ただの一度も

ここではないどこかなんてない

ひどく落ち込み、一通り怒り尽くしたら、私を閉ざしてしまう。人が当たり前に営んでいる生活全てがどうでもいい気がしてしまう。投げやりなのではないと思う、ただ本当に「どうでもいい」と瞼を落とす。死ぬかわりに私は眠る。果てしなく混沌と眠る。ただ眠る。眠っていればたぶん朝は来る。否が応でも。否が応でも朝は来る。 noteの下書きが187もあって私の言葉の多くはこうして枯れてゆくんだなと思った。思ったことや感じたことをおまえは素直に書きすぎだと時折苦言を呈されるけれど、誰も私の言葉がど