マガジンのカバー画像

スクラップブック

160
何度でも読み返したいnoteの記録
運営しているクリエイター

#創作大賞2023

【完全版】マルタ留学 レポート

私は、大学を休学して約3ヶ月ほど マルタへ語学留学へ行きました。 その際に感じたことや、マルタ留学時の注意点・ 持ち物リスト・留学時の旅行等々.. これをみたら全てがわかる! 最強なNOTE を作成しました。 固い言葉よりも話し言葉の方が より伝わりやすいかなと考えましたので、 以下、内容はより柔らかい言葉で つらつらと綴っております。 最後まで無料で公開しておりますので、 安心してお読みいただけます。 ※携帯向けの文章構成に変更しました。(4/27) マルタ留学

文房具屋のおじいさん

2015年の春のこと。 わたしはまだ青木杏樹ではなく、ただ趣味で小説を書いている人でした。毎日毎日、400字詰め原稿用紙を20枚ワンセットを消費しては、文房具屋に買いに行きました。帰宅するとまた明け方まで20枚消費し、日が高くなる頃には買い足しに行く日々が続きました。 小説とは応募するもの、小説とは他人に読んでもらうもの、という考えがわたしにはありませんでした。 わたしの中には小さな世界がごまんとあり、その世界で生きている人たちはたえず呼吸をしていて、畑を耕し、水を飲み

「ご自愛する」という戦い方

私はハードワークが好きな若者だった。 大卒で「忙しい」「激務」と言われる業界に入って4年、「生活」らしい生活をないがしろにして最近まで過ごしてきた。 深夜まで働いてタクシーで帰るとき、車窓から見える誰もいない街は嫌いじゃなかったし、仕事仲間と夜更けに飲むビールは美味しかった。 社会に自分のやるべきことがあり、ちゃんと必要とされていて、そこに身を投じる毎日は刺激的だ。文句も愚痴ももちろんあるけれど、それすら上がり下がりの激しい毎日を演出する要素の一部のように感じていた。