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空の花篭、

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ネガティブ日記2019
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#歌

#いまから推しのアーティスト語らせて(慾深い私は平井堅の世界を丸ごと飲み込み骨の髄まで嫉妬したい)

 人間、時には闇墜ちする時間も必要だ。  だけど、そういうときでも、心にぶれないものを持っていたい。悲しくても悔しくても、どん底まで落ち込んでも、真っ暗闇の中でも、目を開いていられる毅さのようなもの。世の中に臆することのない「私」でありたい。  世間知らずで浅慮であり、肥大化する自意識だけが世界の中心で、自分の妄想と心象風景を綴るだけであったころから、私はそういった言葉に憧れていた。弱さや痛みを否定せず、確かに、身の裡に抱えながらも、それらに全てを投げ出さずにいる。私はいつ

米津玄師「アイネクライネ」

私は世間のブームから周回遅れで流行りものをすきになる人間なので、いまさら米津玄師「アイネクライネ」にハマってそればかり聴いている。(同じ曲をひたすら聴き続けるというのはストレスサインなのでよい兆候ではないのだけど。) アイネクライネは、歌詞のストーリーとそれを表現する言葉の組み合わせがたまらなく好きだ。  何度誓っても何度祈っても惨憺たる夢を見る  小さな歪みがいつかあなたを呑んでなくしてしまうような  あなたが思えば思うより大げさにあたしは不甲斐ないのに  どうして