ピアスホール

寂しい心を他の何かで埋めても
そこだけは埋まらない。

自らの治癒力で埋まるのを待つしかないんだ。
空けたてのピアスホールみたいに。

もう
少しくらい寂しくても、悲しくても
穴なんて開かなければいいのに。

そう思って
いろんなことを諦めてきたはずなのに。
まだ期待してしまう心は残っているのか。

君だけは。

君だけが。

私にとっての絶対なのに。

依存してはいけない。

依存してしまいたい。

依存してる。

だって

君だけが私の絶対。

そう思ってしまってる時点で
この人生はサイアクだし
とんでもなくラッキー。

ハッピーエンドも
バッドエンドも
私には見届ける勇気がない。
このまま終わりたい。

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