届かない空
なんだか落ち着かないけどソワソワする程でもない、微妙な心のざわつきと一日を過ごした。
信じる覚悟をしようと思った人のことは、まだ信じられてないし
傷つく前に逃げようとすら思う。
ちょっと期待していたのと違う反応が返ってきただけで
「ほらね、やっぱり」「どうせ私なんてさ」と突っぱねる。
絶対にこんな姿は相手には見せないのだけれど。
※20代前半くらいの時は全力で相手にぶつけていた結果、
私には数々の「重い女」の称号が与えられる事になる。
私は一体何に怯えていて、何が気に食わないのだろう。
そして、そんなことを思ってしまう私はどれだけ傲慢なんだろう。
期待してしまうからなんだろうな。
全然足りない。全然。
足りないんだよ。多分どこまでいっても。
背伸びしても、肩車してもらっても、気球に乗っても届かない、
高い空みたいに。
宇宙に飛び出しちゃうしかないのかな。
ほら。結局、空には触れられないんだよね。
曲がった受け取り方をするのは、自分を大切にできていないからなんだって。
できる限り素直に、自分の心に耳を傾けたいのに、
もう心の壁が分厚くなりすぎて、自分ですらその声が聞き取れないよ。
壁の向こうで膝を抱えてる、怯えてる私。
大丈夫こっちにおいでよ、と毎日言ってあげることからかな。