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つわりの原因判明に伴って思うこと

レディースデーとかレディースランチとかありがたくいただくタイプのハナ店長です。フェミニスト(女性尊重主義)とかミソジニー(女性蔑視)とか、強い思いはないのですが、妊婦さん好きとして、また女性として、女性が生きにくいのは嫌だなぁとは思っています。

つわりは原因不明

つわりは解消するのが難しいです。
なぜなら原因不明と言われているからです。
赤ちゃんに対する抗体反応とか、血中の酸素不足だとか、特定の栄養素の不足によるせいとか、いろいろ言われて来ましたが、対策法はどれも「解消」ではなく「起きたものを和らげる」っていうものだったんですよね。
頭痛に例えるなら「頭痛の原因を治療」じゃなくて、とりあえず原因はそのままで「痛みだけ感じないようにする」みたいな感じです。
仕方ないですよね。だって原因不明だもん。

ついに原因判明

でもなんと昨年の12月にその原因が判明したんですよ。
原因はGDF15というホルモン。
赤ちゃんが成長する際に分泌されるホルモンのひとつだそうです。
Natureという科学を耳にしたことがあると思うのですが、その雑誌に掲載されたイギリスのケンブリッジ大学とアメリカの南カリフォルニア大学などの論文にて発表されたものだそうです。

なぜ長いこと原因不明だった?

つわりって昔からあるものだと思うんですよね。
コロナみたく昨日今日発生したものではなくて、お母さん世代もおばあちゃんもそのまたおばあちゃんの時代にもあったものだと思うんです。
なのになんでこんな長いこと原因不明だったんだろうって思いません?
私も「そういうもの」として捉えてしまっていたのですが、あるときSNSで

「世の中、男性社会で男性は妊娠出産を経験しない。
 つわりがないから、研究が後回しにされてきていたんじゃないか」

という発言を見て、なるほどねー!と妙に納得してしまいました。もちろんこの限りではないと思いますが、今回のこの研究発表を見て「おお、時代は変わってきているよ!女子のみんな!」感動を覚えました。

未来の妊婦さんはつわりに悩まなくなる

この研究が進んでいけば、つわりを治すお薬ができたり、つわりが起きる前にこのホルモンのバランスを整えることでつわりを発生させないようにするということも不可能じゃないのかな、と思いました。(素人考えですが)

そうしたら未来の妊婦さんたちはつわりに苦しむことはなくなるわけです。
つわりがしんどくてもう妊娠したくないという人もいるし、妊娠初期だけじゃなくて出産するまでずっとつわりが続いて苦しむ妊婦さんもいるので、これは本当に良いニュースですよね。

解消じゃなくて和らげる

ただ研究が進んでお薬になって一般的に使われるようになるまでは、もう少し時間がかかるんじゃないかなと思います。
なのでそれまでは今まで通り「解消する」のではなく「和らげる」という作戦しかないのかな…と。
私のマタニティマッサージ専門サロンでも「和らげる」を目的としたつわりケアはあります。GDF15がお薬になるまで、少しでも多くのにんぷさんにつわりケアを提供できるようにしたい!と思ったハナ店長でした。おしまい!

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