歩けないと言われた人間が走る事を思い出した

私の身体に障害が残ってから、12年が経った。
そうか。12年経ったのか。

あっという間とも思えないし、長かったな、とも思えない。
なんか「あー、そうか。」くらいの中途半端な感じ。

立つことはできないと言われていた。
座るのがゴール。

そして現在私は、家の中では杖なしでぴょこぴょこ歩いている。
まさにぴょこぴょこと。
外を歩く時は、Reebokのポンプフューリー履けば杖なくても少しの距離なら歩ける。
長時間移動する時は、ロフストランドクラッチという肘まで支えてくれる杖で行動する。

先日、友人に60cmサイズのドールの里親になってもらったんやけど、それを運ぶ際私、無意識に走ってました。
途中で、「はっ!私、走ってるやん!」てびっくりした。
“走ってる風“は今まであったけど、あくまで“風“やったわけで。
その時は、ちゃんと小走ってた。
走る感覚を思い出した。
走るって、こうやったわ!て体が思い出してくれた。

つまり、諦めなければ身体は覚えているということ。
だから私は諦めない。
走ることも、もっともっと多くのことを諦めない。

自分のことだけじゃない。
周りの人たちを幸せにするという夢を私は必ず叶える!

自分の幸せより、周りの人達が幸せで笑っていてくれる方が何万倍も私は嬉しい。
本気で世界を愛で満たしたい。
人は、いつからでも生き直せる。
誰かと比べなくていい。
自分の中で絶対に揺らがない信念を持っていればあなたは強くあれるから。

AIと共存していく時代になっていく。
ならばこれからは、より人間らしく生きていけばいいんだと思う。
かっこ悪いとこも全てが愛らしい。それが人間だと思いませんか?

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