紫陽花の窓辺

画像1 早い梅雨入りにアジサイも驚いて色付き始めました。この写真は、大好きな庭のアジサイを集めて窓辺に飾りたいと思い活けたものです。窓の外のマユミの緑を借景にして、ダンチクの若葉の動きだけ足してまとめました。1番工夫したのはどうすればアジサイの美しさを感じて貰えるかで、花器選びをしました。緑色のガラス器を探して上部に水揚げもしっかり出来る挿し口を作りました。娘のコーラスのレッスン室の窓辺に飾って、皆さんにも見ていただきました。歌声が流れたコロナ前の日々は、今思えば幸せだったのですね。
画像2 紫陽花の花で焼き物の里をイメージしたものですが、思い出と共に出させて戴きます。デパートの花展で陶芸家の方の作品に花を活ける企画に選ばれました。窯元は決められていて、ご挨拶に伺い花器を見させて頂きました。その時私が指輪をしていましたら、陶器を扱う時の心得として指輪を付けない指導をきちんとして下さいました。花展では花器の搬入、終了時の引き取り迄親切な対応を受けながら、まだ未熟な私は花器を生かす花を活けられず申し訳無かった事を覚えています。その後人間国宝と成られた方との一期一会に今も感謝です。