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「変な歌」をどう考えるか

子ども向け長寿番組「おかあさんといっしょ」でよく流れる「銀ちゃんのラブレター」という歌がある。字が書けない銀ちゃんが、ユリちゃんに向けて手紙を出そうとするが、字が書けないので季節にちなんだ物を封筒に入れて送るという内容だ。

春には「桜の花びら」
夏には「拾った貝殻」
秋には「赤い落ち葉」…ときて、
なんと、冬には「雪をすくって入れました」と続くのだ。

これを風情のあるいい歌だ、と思う一方、冬は雪を入れている以上、届くころにはきっと封筒はぐちゃぐちゃだろう。

だが、そういうちょっとした矛盾を矛盾として終わらせないで、子どもや家族とのコミュニケーションに使うことも出来る。子どもに「○○ちゃんなら何を入れるかな?」と聞いてみればいい。この歌に限らず、一見ちょっと「変な歌」も他の人との会話のきっかけにすれば「おかあさんといっしょ」の役目ははたしていると言えるのだ。

「変な歌」と一蹴することは簡単だ。どう活かすかは、聴いたひと次第だ。

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