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伊豆の踊子
伊豆の踊子 1927(昭和2)
川端康成 1899〜1972
川端康成 28歳。小説家。
1968年、69歳でノーベル文学賞を受賞。72歳で自死。
3歳で父、4歳で母、8歳で祖母、11歳で姉、そして16歳のときに最後の身内の祖父が亡くなる。その後、伯父の家にひきとられるが最終的には寄宿舎へ移る。
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20代のときに執筆した短編の作品集。線の細いイラスト、赤と白の表紙でやさしい仕上がりになっています。
装丁は吉田謙吉。口絵は、吉田自身が川端の宿泊先に訪れた際にスケッチしたもの。
・吊り橋の様子
・筧の水はね
・部屋の欄間
・浴室の様子(歯ブラシ、櫛など)
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▶︎目次
白い満月 1925
招魂祭一景 1921 *文壇デビュー作
孤児の感情 1924
驢馬に乗る妻 1925
葬式の名人 1926
犠牲の花嫁 1926
16歳の日記 1924
青い海黒い海 1925
5月の幻 1926
伊豆の踊子 1926
*22〜27歳 1921〜1926(大正10〜15)
「伊豆の踊子」は著者自身が伊豆に旅したときの体験をもとに書かれています。また、子どもの頃の体験を想像させる「孤児の感情」「葬式の名人」「16歳の日記」も見られますね…
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著作者 川端康成
発行所 金星堂
価 格 1円50銭
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◎「16歳の日記」盲目になった祖父との生活日記。まさにヤングケアラーだった康成。ほか、若い頃の短編集。
◎旧制中学の寄宿舎での話。後輩との少年愛を綴っています。
大阪の寄宿舎から京都へたびたび遊びに訪れていたようです。
どんなことを思いながら歩いていたのでしょうか。🌿