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#5まつりのうらで「転生者」

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日がな立ちっぱなしの仕事ももう飽きた。

足のひらは痛むし、靴のサイズも小さめだから風呂の中で青痰を発見することもある。

この仕事をやめるのが先か、靴を買うのが先か...。

危険のランプが点滅している。
正常な判断ができていないかも知れない。
明日の身支度を整え、眠りにつく。

______

思えば朝になっていた。

ぐっすり眠れているのか、こんな寝覚めはしょっちゅうだ。
みんなが同じ顔に見えることと似ているかもしれない(そんなことを考えている暇はない!早く仕事に行かなくちゃ)...

今日もつかれた。
単純労働なのだ。
穴を掘った後にその穴をまた埋め返すような...。

危険のランプが点滅している。
光がそこに留まる。
最近は職場での記憶だけが頭に残る。
掻きだしても掻きだしても、必ず残る。
明日の準備をしなければ。

必ず来る朝にうんざりしてきた。
うまく働かない頭を目覚めさせなくてはいけない。
自転車以外の車両に注意しなければいけない。仕事、仕事、仕事。

自動的に

日が暮れる。


夜空を見上げる。
ふと、点灯夫の話を思い出した。
ものの1分で朝と夜が切り替わる惑星。
それを、ひとりで火を消して、ひとりで火を灯す。
あの従順な男よりも、夜間は点滅作業だけなのでまだ楽なのかもしれない。

自動的に

朝になる。

もう少しだけ、この仕事を続けてみようと思う。
休みが出たら、星間旅行に行きたいから。


_あれ、休暇って、どうやってとるんだっけ?



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朝日プラザ本町付近

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