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悲しすぎる最期。魔道祖師ラジオドラマ 二期二話

1話配信からもう1週間経ったんですね、早い…いつのまにか更新されていました。
飛びつくように聴きましたが、ちゃんと心の準備をするべきでしたね。絶望の淵に立っているような、というかもうほぼ落ちかけているような、そんな気持ちになりました。
要するにとっても辛いです笑

夜狩の真実と最悪の再会

親友であり、自分の両目を与えてくれた暁星塵を探し、やっとの思いで居場所を突き止めた宋嵐。しかしその傍らには宿敵である薛洋の姿が。情報をくれた少女の話によれば、共に夜狩に行っているらしい…!?
そんなの、親友の彼からしたら信じられないし想像するだけで吐き気がしそうなもの。

問い詰めた結果、薛洋は衝撃の事実を口にします。
「暁星塵の剣・霜華は屍毒を盛られた人間と流浪屍の違いが分からないんだよなぁ」
「だから、生きている人間に屍毒を盛って舌を切って話せないようにすれば、あんたの親友は区別がつかない。で、そいつらをの皆殺しにしたってわけ」
飄々とした態度のまま、まるで子供のイタズラのよう…
激昴する宋嵐。しかし薛洋の口は止まらない。白雪観の事件で助けに来てくれた親友に八つ当たりし、あげく両目を貰っておいてどの面下げて会いに来たんだ?と、宋嵐の痛いところをついてきます。
心の隙をつかれ、動きが鈍った宋嵐は、ついに屍毒を盛られて舌を切られてしまいます。
そこへ、流浪屍の気配を察して現場へやってきた暁星塵。そのまま何の躊躇いもなく、宋嵐を…。

一番辛くて一番あってはならないことが起きてしまいました。悲劇以上に悶絶もんです。聴くに耐えられない。
どうして…なんで…こんなのって……😢
それしか出てこなかった。

ですが、ここまで来てようやっとタイトルコールなんですよねーーー!!!
えっ、まだ44分中10分程度?こんな濃い内容で?
そうですこれだけじゃあ終わりませんまだまだまだまだ悲劇は続きます……というか今回、悲劇しかありません…誰も幸せになってない。どん底回。

暁星塵の結末

この後、隠れて見ていた菁ちゃんのおかげで暁星塵は共に過ごしてきた男の正体を知り、対峙します。聖ちゃんは話し合いの末、泣く泣く先に逃げて助けを呼びに行きました。

薛洋と向き合ったはいいものの、暁星塵は騙されていたとはいえ、自分がしてしまった過ちを告げられ…さらに目の前に薛洋によって狂屍にされて操られた親友が現れ…次から次へと迫り来る真実に絶望するほかありません。
大切にしていたものが全て壊れてしまった。自分の信念すらもねじ曲げられてしまった。己のしてきた事は、一体なんだったのか…。
「許して、ください…」
か細い声をあげ、暁星塵は罪の意識から自分の喉をかき切って自害してしまいます。
この展開はさすがに予想外だったのか、薛洋もうろたえます。いやしかし、死んでしまったのなら、宋嵐のように操ればいい。そう思い立ち術をかけますが、魂ごと破壊した暁星塵の身体はもう、術を施しても宋嵐のようには動かずぴくりともしません。
「そ ん な は ず は な い っ !!!」
薛洋大大大パニック。
「そうだ、鎖霊袋…鎖霊袋なら魂を保存できる…」
彼は何故か、暁星塵に異常なほど執着しているようです。

菁ちゃんの想い

義城を抜け出し、薛洋の首を跳ねてくれる強い仙門百家を探し回る菁ちゃん。道長の仇を。あいつに復讐を。必死な想いで走り回りますが、手がかりやいい情報はちっとも入ってきません。
最後の飴玉を舐めながら一息ついていたところに「よぉ」と耳元で聞き覚えのある、あの声が。びっくりするなんてものじゃありません。逃げられたと思っていたのに見つかってしまった。私の大切なものを騙し、奪っていったクソ豚野郎。
どんなに強気で悪口を叩いても、彼女は非力な一人の女の子です。薛洋は容赦なく彼女の目と舌を切り落としてしまいました。
菁ちゃんの悲痛な叫び声だけが響き渡り、2話の幕が下ります…。

感想

ここに来てかなりの鬱展開…前回、2期の1話の終わり方からして次回2話はしっかり覚悟して聴かなくちゃな、とは思ってたけど、サムネを見て震えてしまった。

まさに、事件が起きたその瞬間。
これ、暁星塵の表情が見えないのずるいよね。ドラマを拝見していた限り、普段の夜狩同様の感覚でスっと一刺ししてしまっていた様子だったから…余りにも一方的で無慈悲で…。この角度の絵はそこまで表現しているように見えました。

そしてなんと言っても今回のメインキャラである薛洋のCV、近藤隆さんの演技力に痺れました。けたけたと笑いながら語尾に力が篭っているあの感じ。本気で恨んだ相手に対する憎しみが滲んだ言葉。叫び声。それでいて子供じみたところ。すべてぴったり…すげぇ…。
特に、暁星塵が自害してからのあの演技。
涙なしには聞けなかった。彼の歪んだ愛が表れてた。

最後まで聴いて思いました。せいちゃんはとっても芯が強い。目も口も不自由になったけど、義城で諦めずにずっと仇をとってくれるひとを探してたんだって考えると、とても辛い…あれから一人で耐え抜いてきたんだね、本当に強い子😭

恐らくここで過去回は終わり、菁ちゃんとの共情も終わるはずです。事情を理解した魏嬰は、これからどう動くのか。薛洋との決着は?楽しみですね。


追記:
七夕ボイスも追加されてましたね!
ほんわか可愛い…
「……私は、13年待った」って小さく呟く藍湛、いじらしすぎませんか?!?!

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