心とお天気とそしてあなた

人の心は変化する
ずっと同じではいられない

そして変わって行く心を
どうして？　とか　なんで？　とか
変わらないことを求めあっていては
きっと成長もなくなってしまう


空のお天気みたいに　心だって
晴れる時も　雨みたいに悲しい時も　雷が落ちるみたいに怒りの時もある
毎日、気分が変わるのは移り気だからじゃない


変わってしまった心を責めないで
イヤになったわけじゃない
嫌いにもなっていない
心は変化しても　想う気持ちは同じ

だから
見つめ合う目だけは　変わらずわたしを見ていて欲しい
わたしもずっとあなたを見ていたい

あなたの髪が少しずつ白くなったり
あなたが何度も同じことを話したり
繋ぐ手が共に皺くちゃになっても
それでもあなたの隣にいるのは　わたしでありたい

人生の道を同じ速度で歩いて行きたい

人の心は変化する
出逢ったころのわたしと
今のわたしは違ってる
けれどあなたを想う気持ちは
出逢ったころと変わらない

いいえ
同じものを食べて　一緒に眠った分だけ
想う気持ちはむしろずっと深くなった


わたしがプンプン怒っても
時々　子どもみたいに泣きわめいても
どうしてもケーキが食べたいとダダをこねても
あなたは　うんうんと受け止めてくれる

そんな　あなたに
心から　ありがとう

わたしの心は変化した
出逢ったころよりも
ゆっくりした時間の流れに身を置きたくなった

休みたくなったわたしを責めないで
今は少し　時間を忘れていたくなっただけ

あなたとずっと一緒にいたいから
だからこそ　今
わたしのために
自分のためだけに
歩いてみたい