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話を聞いたら濡れ衣②

会社を移籍し夜勤をしていた
時のお話です。



日中の事務職として
入社したはずが、
何故だか夜勤の現場仕事に。



理由は現場で必要な
資格を所持している、
転職したてで配属先が無い
という事からでした。



この時点でおかしい
気もしましたが、
あまり人と接することなく
黙々とやれる仕事は
私には合っていました。



勤務時間は
夜中の1時から朝の10時まで。
祝日関係なく休みは月曜日のみ。



普通の職員は
土日祝休みで
8:30 ~ 17:30勤務。
(一部土曜出勤の場合あり)



私が他の職員と顔を合わすのは
朝の1時間程度でした。



そんな中である時
機械の不調が多発した為、
毎朝機器をチェックをする
作業が職員に追加されました。



平日は他の職員が行うのですが、
土日祝に常時出勤しているのは
私しかいなかったため、
直属の上司の部長から、
その土日祝のチェックを
依頼されました。



作動状態・温度などを確認して
異常が無ければOKです。


とある日曜日も普通にチェックし
特に異常が見らなかったため
報告書を記入して帰宅しました。



問題が起っていたのは
私の知らない月曜日の朝でした。



私は休みであった為、
状況を知ったのは次の火曜日。



突然、所長から



「犯人はおまえしかおらんやろ」



と言われました。




?????



全く意味がわかりません。




何が起きていたかも
知らされないまま、
犯人扱いです。




なのに


「いや、おまえしかおらん」


の一点張りです。




さっぱり見えないので
部長や他の職員に聞いて見ると、


◆とある社員が会社の携帯を
 机の上に置いて帰った


◆その携帯から誰かが
 電話をかけていた


◆電話かけた先は女性


◆その女性から警察に
 ストーカー被害の相談があった


◆月曜日にはその携帯は
 もとの机に戻っていた


◆日曜日に出社してたのは
 私だけ




状況からして、他人の携帯を使い
女性にしつこく電話していたのは
私以外いないだろう

という事でした。




私はその職員が携帯を
会社においていた事もしりませんし、
相手の女性も全く知りません。



ですが、日曜日に出社し
依頼された作業をこなしただけで
こちらの言い分もなしに
犯人扱いです。





少し腹が立って


「そんなに疑うなら指紋でも
とったらどうですか?」


というと



「そこまでしなくていい」


という返事。





部長や他の職員の方々は

私じゃないだろう
そんなことするわけない

とかばってくれて
信用してくれていましたが、
営業所で一番上の所長だけは
何故だかどうしても
私を犯人にしたいみたいでした。




確かに私が一番状況的に
電話をかける事ができた
かもしれません。



ですが、充分に調べもせず
犯人と決めつけられるのは
本当に納得いきませんでした。



仮に冗談だったとしても
決して良い気分ではありません。



結局は大事にならず
特にコレと被害がなかった為に
警察の介入まで至りませんでしたが、
私がこの現場を離れるまで
所長は「犯人は特定できている」
と周りに話していたそうです。



後から他の方が言うには
どうやら所長は私の事を
良く思っていなかった
ようでした。



私は移籍して来た身でしたし、
普段から年下の女性職員でも
現場の方にも敬語・丁寧語
で分け隔てなく話していました。


ただ、これが昭和の体育会系、
年功序列、階級主義な人からは

女性職員にウケが良いのは
気に喰わない

現場と事務両方できて
両方の人間と仲が良いのが
気に喰わない

となっていたようでした。




これは前回の
副社長に嫌われていたお話
とほぼ同じ理由だったのです…。



その後、私は違う現場に行き
そこでパワハラを受けて
心身共に壊れかけて
退職しました。




しかし、そのおかげで
メンターと出会い、
恨み・辛みとといった負の感情に
流されず、こうした経験も書く事で
誰かに何かが伝われば良いな
と思えるようになりました。


世の中には
どうしても合わない人
がいます。



2:6:2の割合で
好きな人
どうでも良い人
好きになれない人
が出てきます。


自分もでてくるし
相手もでてきます。


その時にぶつかるのではなく
お互いが避けて通れば、
何事もおこらないし、
何も感じません。



道を歩いている時と
同じです。


会社に属していると
難しいかもしれませんが、
どうしても好きになれない人
に出会った時は無理をせず
なるべく距離を置くのが一番です。



出会った時には
私みたいにならないように
気を付けて下さい。



少しでも
お役に立てれば幸いです。



最期まで読んで頂き
有難うございました。

ここを読まれた方が少しでも 人生を楽しく・楽に過ごせる そんなお手伝いが出来れば幸いです サポート頂けると 一層の励みになります ご覧頂き有難うございます