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冷たい男

父の余命を
お医者様から告げられた時
私は母に


心配して治るなら
いくらでも心配する

でもそうじゃないから
できることをできるだけする


と言った




後日母は
遠方に住む兄や親戚に

あの子は冷たい

と電話口で話していた





今年の初めに
夕食の際に父が
激しく咳き込んだ


あまりに酷かったので
24時間来てくれる
訪問看護の看護師さんを呼んだ




その際母は

せき込むのはいつものことだし
こんな時間(19時)に
看護師さんを呼ぶのは気が引ける

と言った




駆けつけてくれた看護師さんは
父の様態を見て
救急車の手配をしてくれた




救急車に乗り込む際に
付き添いの家族の方は
1名だけとさせて貰ってます


そう聞いた母は

家の用事済ませたいし
出かける準備に時間かかるから
あんた付いてって

と付き添いを私にまかせた




そして病院の検査で
父がもう回復の見込みがない
と告げられた




その事を母に連絡すると
そんなまさか…
と言って泣きだした







父の葬儀の際
葬儀屋さんと打ち合わせも母は

わからないからあんたらに任せる

わからないからと一点張りでだった
結局、兄と私ですべてを決めて
葬儀を行うこととなった


母は喪主も出来ない
との事で兄が喪主を務めた


後の香典返し
役所への届け出
銀行・カード会社への連絡
契約変更手続き
遺産相続の相談等々
全て私と兄が任されて行った
(ちなみに父の遺産は全て母に渡しています)




何も動かない母は私に

今までお父さんが
色んなことを全部
やってくれていた

私が(母が)
できなくなったのは
全部お父さんのせいだ

と話した





父が亡くなって
丁度半年が過ぎた今

お父さんのお葬式
ちゃんとしてあげたかった


と母は私に言う






正直

一番関わりたくないタイプの人間が
一番近くにいる




メンターの教え
ひまわりさんの教え
を学んでいなかったら
私は母によって潰されていただろう



これも何かの試練であり
乗り越えたら
私はもう一段階成長できるのだ



学んでいたからそう心より思える


メンターの教えには感謝しかない

ここを読まれた方が少しでも 人生を楽しく・楽に過ごせる そんなお手伝いが出来れば幸いです サポート頂けると 一層の励みになります ご覧頂き有難うございます