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呼吸


息を吸って吐くっ!!
それが生きる道

コジコジには名言が多いけれど、これは特に名言だと思う
瞑想を習慣にするようになって半年
呼吸の奥深さは尽きることがない


吸って拡大し、吐いて収縮する
取り入れて、排出する
緊張して、弛緩する
生まれて、死ぬ

生命のリズム
この世のリズム


ただの呼吸に集中するのがどれだけ難しいことか!
瞑想するたびに自分の中の思考渋滞にウンザリする笑


一息吸う間に
「そうだ、あの件はああ言うより、こう説明す方が良さそうだぞ」
と思考が始まり
いかんいかん、と気を取り直して息を吐いては
「あぁ、頭が雑念だらけだな。でも雑念を消そうとするのも良くないと聞くぞ」
とさらに雑念にまみれる


エゴにのっとられた心は、とにかく静寂に入ることを必死に拒もうとする。
そして、そんなエゴを力づくで抑え込むのもまた逆効果だったりする。

雑念を否定するでもなく
増長させるでもなく
ただあるがままに
「あるなぁ」
「そんなん思ってるなぁ」
と流れゆく雲を見るようにぼーっと眺めながら
ただ優しく呼吸に意識を戻す
何度でも戻す


すると深い呼吸を10回ほど繰り返した頃に
ほんの一瞬だけ心の空白が訪れる気がする
真っ白い、何もない、空のような状態

でもまたすぐに思考が騒ぎ出し
呼吸に意識を戻す

また空白がやってくる時もあれば
もう無理な日もある

でもそのクリアでプレーンな時間を
少しずつ少しずつ伸ばしてくことが気持ちよくて
今日もまたいそいそと瞑想にはげむ

周りから見たら、目瞑って何してんの?でしかないけれど
本人はすこぶる真剣だし気持ちが良い

目の前に次々流れてくる、エゴが見せる思考を
映画のようにぼーっと眺めながら
エゴが見せるビジョンに一体化していた自分を
ふわっと引き剥がして本来の位置に鎮座する

その瞬間は本当に
蓮の上に座っているかのような
なんとも心地よくホッとする芳しい気持ちだ

以前はエゴこそが自分だと思っていた
脳内を忙しなく駆け回る思考
もっと早く、急げと焦らせてくる声
自分とはそれらの声なのだと思い、一体化していた

でも呼吸を大切にするほどに
それはただ自分の目の前を流れていく雲に過ぎないのだ
ということに気づいてきた

思考=私
ではなく
思考を眺めている存在=私
なのだ

人は、鏡なしに自分自身を眺めることはできない
つまり、眺められる時点でそれは自分自身ではないのだ

このカラクリを知ることで思考地獄から抜け出せる人がたくさんいるのではないかと思う。
そしてこのカラクリを見抜くのに最も良い方法が瞑想なのだ。

高額セミナーに行く必要もない
高いパワーストーンもいらない
人と競う必要もない

1日数分、自分の中に向き合う静寂な時間をもつだけで良いのだから、やらない手はないなと思う。

入門編でおすすめなのはこの動画

では、今日もマインドフルな1日を♪

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