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あなたまだ十分こどもでいいんだよ

いつだって、後悔するのは何かが起きたとき。自分が積み上げてきたもの。ちゃんと、あるはずなのに。しっかり、学んできたのにな。
人は想像以上のことが起きたとき、冷静さを保とうとする。無意識に、平静を装う。予想外のことなんて人生の中でたくさん転がっている。何かが起きたときに動くための知識を持っているはずなのに。そのために学んでいるのにな。私は結果、何も出来なかった。動けなかった。臨機応変に、が、難しい。いまのわたしには、まだ、場数と引き出しが少なすぎる。

もう少し、1人でなんでも出来ると思ってた。自炊。お金を稼ぐ。時間の使い方まで。大きくなったら、器用に生きれると思ってた。要領よく、器用に。自分が今できないことをできるようになってる。そう思ってた。それが大人になることだと信じてた。けれど、そうじゃない。大人への入口に立たされようとしている今、強く感じている。

『姉ちゃん、頼むよ。』
そんなこと、言われちゃったら。無理にでも心を上に持っていくしか無くなる。長女だから。それは、宿命か。そういう星の元に生まれてしまったのか。自分を構成する『長女』。きっと、わたしがいつの間にか身につけてしまっている性格は、この部分が大きく関わっているんだろうな。こんな自分が嫌になる。防衛本能が働いて、大事なことは交わしてしまうところが嫌になる。頼れない、突っ走っちゃう。悪いことって、どうしてこうも立て続けにやってくるんだろう。

こんなとき、自分の嫌な部分ばかりに目が向いてしまう。元々、ない自信を、どうにか、かき集めて虚勢を張って生きている。でもやっぱり露呈するみたいだ。「コミュニケーションを図ることに対して自信の無さが現れてるよ。もっと自信持って!」自信ってどうやったらつくんだろう。周りを見渡しても、上手い人はたくさんいる。自分にしかないものがあるはずなのに、自分には見つけることができない。やっぱりいまの自分には難しい。

境遇が、環境が、きっと、いまの自分を構成している。その事実に、どこか嫌にもなってしまうけれど。大人の入口に立たされようとしている中、不安しか無いけれど。フィギュアの歌詞に励まされた。
『あなたまだ十分こどもでいいんだよ』
スーパーヒーロー、は難しいかもしれないけれど。少しでも強くなりたい。周りの人を笑顔にできるくらいには、強くなりたい。長女の自分も、大人になろうとしてる自分も、こどもの自分も、全部、代替不可の自分だ。世界に一人の自分だ。
こんな私を好きって、たくさんの愛を伝えてくれるたびに、ありがとうって、胸が温かくなります。何も考えずに、無理に聞かずに、ハグさせてくれたお友達ありがとうね。

この曲をお守りに、今日くらいは、この曲を聴いている間くらいは、代替不可な自分だよって、前を向いてみようと思う。こんな自分でも、自分にしか無いものを持ってるよ、って。強くなりたいなって。想いを胸に、明日を生きていこうと思う。

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