『待っている勢を発見!』 オンライン授業備忘録⑤ 〜チャット機能〜
こんばんは。
今日のオンライン授業でひと単元が終了しました。
回数を重ね、授業前に緊張もしなくなった頃に、
オンライン授業期間の終わりが近づいてきました。
(未だに授業開始10分前は何も手につかず、時間を持て余してしまっていますが…)
授業では、教員からの一方的な講義にならないように、
生徒からチャット返信をしてもらいまくっていますが、
最近、新たな発見がありました。
それは「送信ボタンを押すだけの状態にしている生徒が複数いる」ということです。
あらかじめ教員の問いを予想しておき、
その答えを入力し、
送信ボタンを押さずに待機している状態という意味です。
私の授業では、少し長めの訳文もチャットで送らせます。
打つのに少し時間がかかるものだと思うのですが、
「じゃあここの訳を…」と言いかけている間に、答えが送られてくるのです。
準備しておかないと間に合わないスピードです。
きっと送ってくる生徒は「はい先生が聞きたいこと当たった!」と、
ドヤ顔で送信ボタンを送っていることでしょう。
こういう、予想してくる生徒を増やすには、
毎回問いかけのパターン・順番を同じにするのがいいみたいです。
体が無意識のうちに慣れてきて、生徒が予想しやすくなるので。
例)パラグラフごとに「品詞の確認→単語の意味→助動詞の意味→全体訳」の順で読解していく×パラグラフ数
逆に、少し捻った質問(B)をしようと思ったのに、
先に生徒が予想して答え(A)を送ってきた場合は、
私は一旦Bを問うのをやめ、Aを問う問題を出しちゃいます。
せっかく送ってきてくれた生徒に残念な思いをさせたくないからです。
残念な思いをさせてしまうと、学習意欲が低下しそうなので。
そうなれば元も子もありません。
この「送信ボタンを押すのを待っている勢」をうまく引き込むために、
引き続き1人作戦を練っていきたいと思います。
また、ついでの発見ですが、
オンライン授業では、対面授業よりも生徒が問いに参加しやすい気がします。
対面授業では、問題を出して答えてもらうのはだいたい1人ですが、
オンラインでは、何人もが一斉に答えを送ってもくれます。
答えたい人がみんな答えられる状況。
(ただし、その科目が好き・得意としている人のみですが…)
オンライン授業明けでは、この参加しやすさを、
対面授業でも実践できるように何か考えないといけないなと思いました。
またがんばります。
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