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好きなおじさんの前だと、ついおすまししてしまう

noteには何度も書いているけれど、私は最低でも20〜30歳以上年上のおじさんじゃないと好きになれない。
そして大体いつもうまくいかない。
うまくいかないのは相手が既婚者であるから、という場合もあるが、たとえそうでない場合でも、私自身が好きなおじさんの前だとついついおすまししてしまうから、というのもあるように思う。


私は黙っていると、周りから「意地悪そうに見える」とか「ツンとしてる」とか言われることがある。
仲良くなった友達から、第一印象はそうだったと言われることもあり、のちに「全然意地悪じゃなかったね」とか「ツンとしてるどころかコメディ路線だった」などとフォローしてもらえるのだが、それは友達の前だからリラックスして自然に自分が出せるのであり、好きなおじさんの前ではなかなかそれができない。
もっとしゃべりたいことがあっても言葉を飲み込んでしまう。
つい、おすまししてしまう。
ついつい、大人ぶってしまう。
いい女っぽくふるまってしまう。
甘えたくても甘えないようにしてしまうし、わがままも全然言わない。
初対面の時に「あなたは女らしいね」とか言われた日には、もうその後ずっとそういう自分を崩せなくなる。


そうすると、相手のおじさんは私のことをそういう女だと思って、そういう私をいいと思ってくれて、なんかちょっと良い仲になれるということが起こる。
本当に私がそういう女ならよいのだが、そうでない部分(おちゃらけ的な部分)が出てしまったりすると、そこからがっかりされてうまくいかなくなる気がする。


わかっているなら最初からいい女ぶるのなんかよせばいいのだが、恋している真っ最中だと相手のことが大好き過ぎて、彼の望んでいるであろう女でありたいと思い、ついおすまししてしまう。カワイコぶってしまうのだ。


私は笑い上戸なので、面白い人がいると爆笑しがちである。
だから好きになった相手が笑わせに来る人だと、その笑う私が喜ばれてうまく行くこともある(そう言われたわけではないが多分そう)。
そういう相手の時は気が楽になり、おすまししないでいられるようになる。
でも、そもそも笑わせに来るようなおじさんを好きになることが滅多にない。
私は、一見冷たそうな人が好きで、そういう人は笑わせに来ない人の方が多い。
相手が意図せず使った語彙や、発想に意外性があったりする場面で笑うぐらいがせいぜいだ。


でも、だからと言って、おすましする自分が嫌いかというとそういう訳でもない。
おすまししている私も私なのだ。100%演技しているわけではない。
そういう私も本当だし、友達といる時の私も本当なのだ。
だから、たとえ私がどっちの自分を出しても、両方とも可愛がって愛してくれる人がいるといいな、といつも願っている。


ま、他にも足りないところは色々あるんだろうけども。

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