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この先の人生で何があろうと、わたしは決して負けてはならない。


負けてはならない。
負けてはならない。

たとえばこの先何があろうと
どんな困難があろうと
どんな不幸が身に降りかかろうと

わたしは決して負けてはならない。

どうしてかわかりますか?
なぜ、負けてはならないのか?
どうしてこんなにも毎日頑張らなければならないのか?

人生がたった一度しかないからですよ。
どんな人間にだって人生は一度しかないんですよ。
この人生が終わったら、人間もう終わりなんですよ。

そんなシンプルかつ一番重要なことが、どうしてわからないのか。



こうしているあいだにも時間は過ぎていく。
過ぎて行った時間はもう二度ともどらない。
2020年3月24日5時31分は過ぎた。もう二度とやってこない。二度と。

わたしたちがどんなに嘆こうと、泣き叫ぼうと
目の前に一億、十億、百億を積んだって
一秒だって時間を戻すことはできない。
一秒だって戻ってはくれない。
目の前で通り過ぎた一秒は、もう手には入らない。
それはきっと百億以上の価値があったはずなのに。

わたしたちには目覚めたときに
毎日、24時間という時間があたえられる。
人類のすべて、ああ、どんな人間にだって
与えられている、その黄金にも負けぬそのまばゆい財産を
無駄に踏みつけている者の、なんと多いことか!
それは己にもいえるのだ。



どうして不幸を哀しむ時間がある。
どうして困難を嘆く時間がある。
どうして将来を不安に思う時間がある。
どうして人生に迷う時間がある。
どうして無為に時間を過ごす時間がある。
どうして親の気持ちなど考える必要がある。
どうして他人の言動を気にする時間がある。
どうして他人を攻撃する時間がある。
どうして他人の白い目を恐れる時間がある。
どうして他人にこびへつらう時間がある。
どうして他人の価値観など推し量る時間がある。

わたしたちのどこに、そんな時間があるというのだ。

自分を見ているだけで、人ひとりの一生など、あっというまに終わってしまうではないか。


終わってしまう。
終わってしまうのだ!
どうやったって、どう生きたって、人間、あと100年も経たないうちに終わってしまうのだ。
どんな偉い人間も、どんなに悪い人間も、何もしなかった人間も、みな平等に、終わってしまうではないか。

どうして行動を起こせずにいられるのだ。
どうして好きに生きようとできないのだ。

死んでしまうではないか。
あと100年、いや80年、もしかしたら50年も経たないうちに死んでしまうかもしれない。
どうせ死ぬのなら、
何をしたって一緒ではないか?

何を怖がる必要がある。
何を恐れる必要がある。
何を不安に思う必要がある。
皆一様にいつかは死ぬのだ。


そのたった一度の人生が終わったときに
「ああ、わたしの人生は間違っていなかった」と
心から言えるためには
できうるかぎり、人生を楽しむことしか、それだけしかないじゃないか。




負けてはならない。
この先なにがあろうと、わたしは決して負けてはならない。

それがたった一度のわたしの人生に対しての
わたしができる、最大の敬意の表れ。

















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