4/26 今日あったちょっと面白い話。

咲夜の花道です。

今日ちょっとフフッってなるような話があったので書きたいと思います。
(以下、常体(〜だ。〜である)になります。)

今日、数学の授業があった。
数学の先生は私のクラスの副担任だ。
いつも通り、授業始まりのチャイムがなり、挨拶をする。

「今から2限目の授業を始めます。」
「お願いします。」

「「「お願いします。」」」


「…………着席」

皆が席に着く。
緊張感が走る。

その時、わかりやすく息を吸う音が聞こえた。
生活委員の男子、T(仮名)だった。 
この授業はパソコンを使う授業だったため、何かパソコンに不具合が起き、先生に報告するのだろうか。
すると、Tはこう言った。いや、叫んだ。

「先生〜〜〜!!!!!」


????
私は訳がわからなかった。
思っているより3倍は優に超えているであろう声量。
確かにTは人より声が大きいが、それにしても、先生を呼ぶだけにしては大きすぎる。
明らかに、通常では無かった。

先生も「………???どうした?」
と困惑している模様。

頭の中が「???」で埋まる。

その後、Tはこう叫んだ。

「みんな、今日はなんの日〜〜〜〜????!!!!!!」


今まで回っていなかった頭が、その一瞬でフル稼働した。
全てを理解した。

始業式を迎え、新しい年度になったばかりの頃、一番最初の数学の時間、自己紹介のとき確かこう言っていたはずだ。

「……………趣味はジョギング、ランニングで、誕生日は4月26日です。」と、

つまり、今日は……



「「「先生の誕生日!!!!」」」


その瞬間、皆が叫んだ。
なるほど、最初のTの声量も、先生へのサプライズでのお祝いを盛り上げるためだったのか。

みんなで先生へ盛大な拍手を送る。
私も少々困惑しつつ拍手した。

先生も控えめに笑いながら
「やっぱこの年になっても誕生日を祝われるのは嬉しいもんですね。」
とおっしゃっていた。良かったですね。

しかし、そういうことなら事前に言っておいてくれ…
後々聞くと、そのTの周辺の数人しか、このサプライズを知らなかったそうだ。
だとしたら、よくぶっつけ本番で成功したな。
失敗したときの空気を考えるだけで胸がきゅぅうっとなる。

このクラスになって一ヶ月も経っていないとは思えない団結力である。

このとき、私は一番最初の数学の時間の先生よ自己紹介のときを思い出した。





先生はみんなへこう言った。

「先生、いくつに見える?」

いやノリノリかよ。
嬉しそうなのを見てこちらも自然と気持ちが弾む。

みんな、口々に予想を言っていく。
「3…3……?」
「いや、40はいくだろ(笑)」
「いやいや70っしょ(笑)(笑)」

本気で当てにいくものもいれば、70、80など、ボケにいくものもいた。
なんて失礼な。

私も心の中で、34くらいだと予想した。


「嘘だろ…(笑)」
先生は言った。



「俺、まだ27やで…?」

教室がざわつく。

自分も驚いた。
中には疑うものもいたが、言われてみれば27くらいにも見えなくもない。

「〇〇に素で43って言われてちょっとショックやったぞ(笑)」

じゃあ聞くなし、というのが正直な感想だが、確かに本当は27才なのに43と言われたらショックだろう。


今日で28才になった先生、改めておめでとうございます。


今日は1330文字も書けました。
それでは、さようなら。

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