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2022年の手紙

一週間ぶりですが、お元気ですか。

いつもⅬineを使ったり、家の中と外と窓越しで会ったり、コロナ禍ならではのやり取りをしていますね。
さて、突然の手紙に驚いているかと思います。
距離をあけなければならないときだからこそ、昔ながらの方法の手紙を書きたくなりました。
 
私は今月から通信の文章講座を受けています。
学校の国語の成績はパッとしませんでした。
四十代になっても文章をかくことに苦手意識を持ったままだと、もったいない気がして思い切りました。
通信なのでコロナの心配もありません。
 
もう三十年くらい前ですが、あなたも四十代半ばから中国語を学び始めましたね。
今にして思うと、あのころは更年期の最中だったのでしょうか。
毎日「しんどい」と家で過ごすことが多くて心配していました。
それが四十代後半から中国、フランス、エジプトなどに旅行し始めたので、びっくりしました。
私はまだ思春期でしたが、元気になって良かったと安心したのを覚えています。
 
そして今、私が四十代になりました。
毎日、同じセリフを言っています。
それでも「そのときにできることをして静かに待っていれば、いつか元気になる」と前向きにいられるのは、あなたの姿を見ていたおかげです。
 
二年前に私たち家族が北海道に引っ越してきてから、一緒にごはんを食べたのは数回しかありません。
でも、いつでも行き来できる距離に住んでいることが、少しでも安心につながっていれば嬉しいです。

ところでコロナがおさまったら、ごぼうびに何がしたいですか。
たぶん沖縄旅行でしょうか。
みんなで行けたら最高の思い出になりますね。
他にも一緒にできることがあったら、ぜひ誘ってください。
また窓のあちらとこちらで会えるのを、楽しみにしています。