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SDGsをザックリ解説! 実は身近な問題であなたの会社でも取り組めます!

SDGsという言葉、最近よく目にしませんか?なんだろう? 環境問題?それだけではありません。実は身近な問題なんです。しかも働く人の意欲の向上にもつながるという必見のテーマ。ザックリ解説します。 

✅2015年、国連で採択された17の目標

サステナブル デイベロップメント ゴールズ 
この頭文字をとって、SDGs。 最後のsは複数形です。
持続可能な社会の実現のための開発目標のこと。
2015年に国連で採択され、17の目標(ゴール)と169のターゲットから構成されています。達成目標は2030年。あと10年を切りました。
しかもそのために、「誰一人として取り残さない」と明言しています。

✅環境問題以外にも身近な問題が---三層構造ウェディングケーキモデル

サステナブルと言うと、「環境問題ね」と思われるでしょうが、それだけではありません。確かに環境問題に関するゴールはありますが、SDGsは三階層に分けて考えることができます。これをSDGsのウェディングケーキモデルと呼びます。
「生物圏」「社会圏」「経済圏」です。

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✅「生物圏」は次の4つ

目標6.安全な水とトイレを世界中に
目標13.気候変動に具体的な対策を
目標14.海の豊かさを守ろう
目標15.陸の豊かさも守ろう

環境問題ともいえます。私たちは日々の生活の中で、プライスチックゴミを少なくするために、買い物袋を用意するなどの努力をしています。

✅「社会圏」は 次の8つ

目標1.貧困をなくそう
目標2.飢餓をゼロに
目標3.すべての人に健康と福祉を
目標4.質の高い教育をみんなに
目標5.ジェンダー平等を実現しよう
目標7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
目標11.住み続けられるまちづくりを
目標16.平和と公正をすべての人に

さて、以上の8つについて現在の日本はどうでしょうか?
2と4はかなり実現できていると思われます。
ですが、1の貧困についてはどうでしょうか?
現在、日本の子どもの7人に1人は貧困と言われています。この貧困とは家や着る物がないというような絶対的貧困ではなく、平均所得の半分以下で暮らしている、いわゆる「隠れ貧困」の状態です。

また、5のジェンダー平等はいかがでしょうか?
世界基準に照らし合わせたとき、世界経済フォーラムが毎年発表しているジェンダーギャップ指数では、日本は世界の120位(2020年)という情けない位置にいます。

✅「経済圏」企業活動に関係する4つ

目標8.働きがいも経済成長も
目標9.産業と技術革新の基盤をつくろう
目標10.人や国の不平等をなくそう
目標12.つくる責任 つかう責任

SDGsの特徴はこの世界の経済発展も目指そうという目標があることです。環境問題だけでなく、同時に働きやすさや経済発展も掲げているところが、働く私たちには直結しています。

残る一つは
目標17 「パートナーシップで目標を達成しよう」
全世界で手を取り協力して達成していこうとまとめています。

✅日本が達成できているのはわずか2つ

以上の17をご覧になって、日本はかなり達成できているとお感じですか?
いえいえ、なんと達成できているのは
目標4「質の高い教育をみんなに」
目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」
の2つのみです。ビックリです。
日本は世界の中での達成度合いのランキングでは  世界162ヶ国中
2019年 15位
2020年 17位
2021年 18位
と着実に順位を落としてきています。ガッカリです。
日本もこうして取り組んでいるのに? 世界各国の取り組みに比べると日本は追い付いていないということですね。
ちなみに上位の3国はスウェーデン、フィンランド、デンマークの3国内の入れ替わりです。あまり変わりがないということですね。

✅17の目標、169のターゲット、さらに具体的な232の指標が

17の目標を達成するために、169のターゲット、さらに数値目標まで入った232の指標が示されています。

それらすべては総務省のまとめをご参照ください。https://www.soumu.go.jp/main_content/000562264.pdf

✅わが社は目標5.ジェンダー平等と目標8.働きがいも経済成長もに取り組んでいます。

図1 5

図1 8

みなさまの会社はいかがですか? このように自社の取り組みを明確にすれば、仕事の達成感が増し、社員のモチベーションにつながります。
是非、お題目だけでなく、目標を掲げて会社でも皆でSDGsに取り組んで行きましょう。
そのための研修のお手伝いもいたします。お問合せください。

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