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16,000歩の街。

『足首が無い!そんな足見た事ない!怖い!
とにかく揉め!マッサージして!』
と妹に云われた。

確かに。

鏡の前に立って、よく見てみた。
足にあったはずの足首が消えていた。
よく大根足などというが、
大根よりも丸太に近いな、と思った。

文字通り、
足が棒になったのだった。

慣用句を作る為に必要なのは、
鋭い観察眼なのだな。
確実に棒だもの。

云われるまま、
電動マッサージャーで1時間くらい足を揉んだら、
なんと
足首がわたしの足に帰ってきたうえ、
体重が3kg減った。

3kgも。。。
恐ろしい。。。

妹につねづね、
『ダイエットよりむくみ対策をする方が先だし、
むくみを取って痩せたら多分加速が付いて
どんどん痩せられるのに』
と、ボヤかれていたのだが、
本当だった。

なんでだか、
ただ慰められているだけかと思っていた。
ひねくれていてごめんよ。。。
おねぇちゃんのことを
すごく考えてくれたのに。。。

マジだったのだな。。。

ありがとう。。。

大体、足首が無くなるまで
一体何をしていたのかというと、

パリを歩いていたのです。

ほんとに一瞬だけパリに行く機会を得て、
街に出たら、
あれも見よう、これも見ようとなって、
休憩もほとんど取らずに
8時間くらいぶらぶらしていたのです。

怖い。

大体、
元来、
インドア>アウトドアなのに。

東京で
8時間も
休憩無しで
ぶらぶら歩くなんて
全然考えられない。

日曜日で、
いろいろお休みの店があったとはいえ、
開いているお店も昔よりずっと多いし、
基本的に美術館は開いているしで、
見るところもちゃんとある。

全く飽きないし、
まだ歩きたいとさえ思ってしまった。

パリは
インドアの心と足を動かす街なのだ。。。


もちろん、
飛行機に乗ったわけだし、
そのむくみもあるだろうけど、
足首が無くなったのは初めてだったので、
やっぱり、
8時間ぶらぶらしたせいで
ものすごーーーくむくんだのだと思う。


日本で8時間くらいぶらぶらしてたのって
どこかあるかなぁ、と考えて、
思い当たったところがあった。

伊勢である。

毎年お伊勢参りに行っているのだが、
お伊勢参りでは
10時間くらいぶらぶらしている。

今年なんて
朝6時の早朝参りの後、
なばなの里まで足を伸ばして、
部屋に帰ってきたのが夜10時くらいだった。

でも、
こんなにむくまなかったなぁ。。。

抜けが違うのだろうか。

あ、食べ物もあるかな。
塩分の王国だったし、フランス。
塩分のあるものを美味しく感じるし。
そういえば、
ニースに留学した子も
パリ大学にいたっていう非常勤の先生も
向こうにいた時に12kg太ったって云っていた。
両方とも12kgって云っていたの、
とても印象的だったな。。。
ふたりとも
日本に戻ってきたら痩せたという。。。
確かに太っていた頃の面影など全くない。

しかし、
こんなにたくさん歩いてむくむって事は、
ウォーキングって歩いた後のケアまで絶対に必要なので、
効果を実感するのがとても難しいのではないだろうか。。。

それでも、
万歩計のアプリを見たら、
16000歩という数字を叩き出していて、
そんな数字を見たことないインドア心が
ちょっと躍りました。




しろくまʕ ・ω・ )はなまめとわし(*´ω`*)ヨシコンヌがお伝えしたい「かわいい」「おいしい」「たのしい」「愛しい」「すごい」ものについて、書いています。読んでくださってありがとうございます!