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面白法人という、ことばの強さ

武蔵野美術大学大学院に通い始めて、2ヶ月。自分の力不足を実感する日々です。キラキラ目を輝かせている同級生たちと素晴らしい先生方。そして素敵なゲスト講師のみなさんからボディブローのように刺激を受け続けています。

「クリエイティブリーダーシップ特論」の6月5日のゲストは、みなさんご存知の面白法人カヤックの柳澤大輔さん。サイコロでお給料を決めるサイコロ給や、エイプリルフールには経歴詐称でエントリーできるなど面白い採用方法を取り入れている会社としても有名ですよね。

詳しく知らない方のために、手がけているお仕事をご紹介すると・・・タウンワークのCM、バイトあるある。再生回数は2018年7月10日時点で788万回と、バズった動画です。(画像引用元:タウンワークマガジン)

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最近話題になっている「うんこミュージアム」もカヤックのお仕事。おもしろコンテンツとして強力な「うんこ」をテーマしてコンテンツを作り続けてきたものの、そこまでのヒットはなし。でも、こだわり続けた結果、「うんこミュージアム」が生まれたそうです。ようやくの大ヒットですね。

BtoBのお仕事でも、核にあるのは「面白コンテンツ」。例えば、コマツのスマートコンストラクション事業ではガンダムのコックピットのようなブースをつくり、楽しんで働けるような工夫をしているそうです。技術力もあるけれど、それだけでは終わらないのがカヤックならではだと思います。

最初につくったことばは「面白法人」

慶應SFCの同級生3人と会社を立ち上げたのが1998年。何もやることは決まっていなかったけれど、「面白法人」ということばを最初につくったとか。20年間「面白い」を貫き通して、今があるのです。

「面白法人」ということばがあったからこそ、面白いコンテンツを求められる。その積み重ねが「面白法人」を成り立たせる。「面白い」コンテンツは時代が変わっても求め続けられるだろうし、なにより自分たちが楽しんで仕事を続けられる。設立時に「面白法人」ということばをつくったカヤックの凄さに、衝撃を受けました。

1998年からの分かれ道

1998年・・・ちょうどこの頃、私もユニットをつくり、子ども向けのコンテンツ制作に励んでいました。ソニー・マガジンズ主催のデジタルクリエーターのためのオーディションに応募。めでたく合格して雑誌に作品が掲載されました。つまり、カヤックとスタート時期は一緒だったんです。

でも、途中で断念してしまった。そこから迷走すること、10年。2007年に起業して、さらに10年。自分の歩みの遅さと経営者としての手腕のなさを実感しています。今さら気づいたの?と言われそうですが・・・。

言葉の大切さと、それを貫く戦略と組織づくりと辛抱強さと。自分に足りないものはなんだったのか、今からできることはなんなのか。昔を思い出し、そんなことを考えさせられた柳澤さんのお話でした。

このほか、本社のある鎌倉のまち全体がオフィスになっているという話や、SMOUT(地域への移住と関係人口のマッチングサービス)のお話も興味深かったのですが、こちらはまた別の機会に。

おまけ:地域といえば、私も東京と長野県塩尻市に2つオフィスがありまして、塩尻市との取り組みでクラウドファンディングに挑戦中です!!野菜を限界まで使っているスープです。スープでぜひ塩尻野菜を味わってみてください。

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6/13の夜には、イベントを開催!
お時間あるかた、ぜひご参加ください。
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