2023/01/14「恋せぬふたり」吉田恵理香
ややネタバレあり。お気をつけて。
あらすじ
私の好きな言葉たち
私はいつも読書をするときに付箋を使います。好きな台詞、言葉、描写などを見つけると付箋をつけて、記録するんです。そしたら記録を見た時にその本のストーリーや好きだったところ。なんなら読んでいたころの自分のことまで思い出すことができるからね。ここから記録を始めるよ。
この本を読み終わって。
ここ最近はしっかりもんの恋愛小説ばかり読んでいたから。こういう割と軽くて、でもしっかり残るモノもあって。いろんな部分に満足感を得た小説だった。
ドラマ化されてて、W主演のお二人の演技もなんどか見たことがあったので、読み進めながら演じているふたりを脳内上映して、脳内ドラマでも楽しめた。
最初のほうの愛するがゆえの、大切な人とのぶつかり合いは切なかったけど。徐々に心を開いていく様子をみせる高橋さんもかわいらしく感じた。笑
咲子さんのわからないなりにも、大切な人をたくさん考えて想いを伝えていく姿にはじーんとしちゃうわ。
私はモノにも人にも場所にも適切な距離感がある。と思っている。
周りの人とは違うかもしれないけど、好きだからそばにいなきゃとか。愛着があるから今後もかかわっていかなきゃとか。
それよりも、自分がのびのびいられるように。
すなわち大切な人を大切だと思え続けられるように過ごすことのほうを優先したいと思うことが多くて。
その考えを維持するのは難しい。でも、ここの人達は少しづつそれを形にしていってて素直に素敵だと思った。カズ君もほんといい奴。