見出し画像

【適応障害体験記②】陥りがちだった考え方

適応障害になって、本当に自分の性格自体がガラッと変わってしまったんじゃないかと思うくらい、自分の「考え方」に変化がありました。


一時期はすごくその考え方に支配され、辛かったのですが最近やっとそれが少し軽くなってきて客観的に見られるようになってきたので、記録として残したいと思います。


今日は適応障害になって自分が、よく陥ってしまった考え方3つを書いていきます。



①被害妄想


適応障害の症状が強かったとき、一番にとらわれてしまっていたのが「仲良くしてくれている人から嫌われるのではないか」という被害妄想です。


彼氏や友達、家族もです。このまま、何もできない落ち込んでばかりの自分のままでいたら、きっと今までの元気な私を好きでいてくれた人は失望して、私から離れていってしまうだろうと。


だから一時期はその暗い自分を知られたくないが為に、まったく人と話さない時期がありました。暗い自分を知られて失望されてしまうくらいなら、元に戻るまでの間は姿を見せないでおこう、という考え方です。


少し症状が軽くなった今、被害妄想が強すぎたなとは思いますが、今でも「もしかしてガッカリされるのではないか」という不安はあります。


もし周りに心の不調で悩んでしまっている人がいたら、そのままのあなたで大丈夫だ、それを理由に嫌ったりしないよということを機会があれば伝えてあげてほしいなと思います。


②自分を責める


「自分は怠けているだけなんじゃないか」という気持ちには、本当にとらわれてしまっていました。今もついつい考えてしまいます。


特に適応障害は、ストレス因を取り除くと元気が戻りやすいという特徴があるので、その考え方にとらわれてしまいやすいんだろうなと思います。


私も休職をし始めてすぐに見違えるほど元気になり、「私は仕事から逃げたかっただけのただの怠け者なんじゃないか」と思って自分を責めました。

また、薬などの影響で睡眠時間が長くなってしまうことも「自分は怠けている」と思ってしまう原因の一つでもありました。


ですが「自分は病気じゃない、怠けているだけだ」と思って薬や休養を辞めた(睡眠をセーブするように努めた)途端、心の状態が悪くなってしまったので、やっぱり今の自分は今怠けているわけでなく、療養が必要な状態なんだということが分かりました。


それでもなお、やはりこの「自分を責める」癖は今も残ったままです。


もし適応障害に悩んでいる方が周りにいるという方がこれを見ていてくださったら、「あなたは怠けているわけではない」、「あなたは今休まなければいけない」ということを、もし良い機会があればご本人に伝えてあげてみてほしいと思います。


③後ろ向き思考

一言でいうと、「この状況がずっと変わらないんじゃないか」という考え方です。


強くなる被害妄想や自分を責める癖、それによってどんどん暗くふさぎ込んでいく毎日や焦りの感情が、これから先もずっと続くんじゃないか、という恐怖にずっととらわれています。


これも少し症状が軽くなった今でも続いていて、今は「また前の状態に戻ってしまうのではないか」という恐怖にとらわれています。


周りの方からはありがたいことに「そういうときもあるよ」「きっと元気になれるよ」という優しい言葉を頂きますが、やっぱり自分の中では「ずっとこのままなんじゃないか」「元気になっても元の暗い状態に戻るんじゃないか」という不安が大きいです。


これは本当にどうしようもなく、自分でも時間が解決するしかないことなのかなと思っています。静かに、この考えから解き放たれる日を待っています。



以上が適応障害になって自分が、よく陥ってしまっていた考え方の変化でした。


こう書くと、すごく暗い笑 けど、この暗い時期を受け入れ、「今の私はこうなんだ」と受け入れていくしかないなと思います。


また、こんな暗い状態の中でも私を支えてくれた人に心から感謝したいです。


もし今ご自身が適応障害になってしまい、私と同じような苦しみや辛さを感じている方がこれを見てくださっていたら、いつかきっと元気になれる日がくるはずだから、安心してと言いたいです。

私も上に書いたように完全に元どおりの元気な状態になれる日は来るのか、という不安と戦っている最中ではありますが、きっとそんな日が来ると信じています。


そしてきっと、もっと自分以外の誰か(家族や友人、こうやってネットを介して誰かと知り合うのでもいいと思います!)に頼って大丈夫だということも言いたいなと思います。きっと思っているより、受け入れてくれる人もいると思います。


色々書きましたが、これはあくまで私の体験談であり、みんなに当てはまるものではないと思っています。なので上に「こう言ってあげてほしい」と書きましたが、それが適切でないときもあると思います。

また、もし何か誰かを不快にさせるようなことを書いていたらどうしようという不安もあります。もしそういうことがあったら、本当にごめんなさい。


でも自分自身も、このようにネットで自分と同じ辛さを抱えている人のnoteなどの発信を目にすることで、心が楽になった経験があったので、自分の体験もこうやって書いてみました。


これからも、こんな小さな自分の体験でも、もしかして誰かの何かの役に立てることがあるかもしれないという思いで、書いていこうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?