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「自分で自分を虐待しない」注:長文自分語り

みなさん、前回の記事にたくさんのあたたかなコメントをくださり、本当にありがとうございました。


コメントなどを自分からするのが苦手で、私はなかなか皆さんのnoteにコメントをすることができていないのに、そんな私のために自分の時間を割いてコメントを書いてくださる、そんな皆さんの心が本当に素敵だと思いました。本当にありがとうございました。



さて、最近自分的にかなり大きな気づきというか心の変化があったのでそれを書きたいと思います。以下、長文の自分語りになりますので苦手な方はスルーでお願いいたします。



最近読んだ漫画の話です。うつ病を経験した方が描かれた「パラダイムシフト」という漫画です。漫画好きの妹に勧められて読みました。


長いですが、今うつや適応障害などで苦しんでいる方には是非お勧めしたい作品です。こちらの筆者のブログに全話載っています。



ざっくりした内容を言うと、幼少期に父親からの虐待を受けていた主人公はその虐待から逃れるため、勉強を頑張り続けるのですが難関高校に合格した途端にうつ病をわずらい、その後ずっとうつに苦しめられる中である心理カウンセラーに出会い、変わっていくという内容です。



この漫画にすごく印象的なシーンがありました。それは主人公が「自分で自分に虐待をしていた」と気付くシーンです。


43話目の内容です。



「自分じゃなくてお父さんの味方をしているよ。本心を虐待しているよ。気づいて!」



擬人化した「うつ」が、虐待父親の期待に応えようと一生懸命になっていた幼少期の主人公にそうやって語りかけます。



私はこのセリフを読んだとき、「自分も同じかもしれない」「自分も本心を虐待していたかもしれない」と思って涙が出ました。



※以下、少々重い内容です。自分の家族の話です。苦手な人はスルーしてください・・・



私には父親に虐待された記憶はありません。が、私の父は私が5歳くらいの頃に母に深い傷をつけて、私と妹を置いて家を出て違う家族を作りました。



それからずっと私は父のことを憎んでいました。母を傷つけたことが許せなくて。私と妹を放って出て行ったことが許せなくて。



でもふと思い出すと、県内で有名な高校に受かったときも、偏差値の高いと言われる大学に受かったときも、倍率のすごく高い今の会社から内定をもらったときも、真っ先に父に報告していた自分がいました。



母と私を捨てて他に家族を作った父に「どうだ!お前がいなくても母だけの力で、こんなに私は立派に育ったんだ!」って見せつけてやりたい気持ちがあったんだと思います。



私が有名な学校や大企業に入れば、父は私や母のことを認めるだろうと、知らず知らずのうちに思っていたんだなと思いました。



高校大学はどうだったか覚えてないけど、少なくとも今いる会社に対して自分から働きたいと思った記憶が全くないのです。恥ずかしい話ですが、大学の周りの子達や母が「ネームバリューあるし給料が高いから、良い」って言っていたので選びました。自己分析もその会社に合わせた偽りのものでした。自分の好きなことや得意なことも全部無視でした。結果、その会社での業務に私は耐えられませんでした。



このシーンを読んでそんなことにハッと気付かされ、私も自分の本心を虐待していたんだ。だから今うつなんだ。と納得がいったのです。



仕事は私にとってキツかったです。だから適応障害とうつ病になったんだと思っていました。でももちろんその要素も強いと思いますが、この漫画を読んでから、もしかして「自分の本心を虐待し続けたこと」がうつの原因の一つになっているのかもしれないと思うようになりました。



病気になってしまって今は苦しいけど、大事なことに気づくきっかけにもなった気がします。きっとこうなっていなければ、ずっと自分の本心を虐待したままだっただろうなと。だからこれをきっかけに、私は自分の本心のままに生きられるようになりたいと強く思います。



長々と自分語りをして失礼しました。重苦しい話で不快感を与えてしまったらごめんなさい。自分の気づきとして、書き留めておきたくて書きました。
















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