メアリー・ポピンズ研究所

メアリー・ポピンズが好きすぎて、ロンドンに来てしまった著述業。iU(情報経営イノベーシ…

メアリー・ポピンズ研究所

メアリー・ポピンズが好きすぎて、ロンドンに来てしまった著述業。iU(情報経営イノベーション専門職大学)客員教授。 https://matka-cr.com/hanako-works https://twitter.com/royal_hanako

マガジン

  • 英国文化を深堀する

  • メアリー・ポピンズ研究

    「メアリー・ポピンズ」作品を徹底研究。子ども時代に初めて読んだときは分からなかったことを、ロンドン在住20年の目線で「答え合わせ」と「深堀り」「深読み」します。

  • 物語の中のおいしいもの

    絵本、児童文学、小説、エッセイ… 本に登場する「おいしいもの」を集めます。

最近の記事

#メアリー・ポピンズ シリーズの成功は メアリー・シェパード(写真↓1909~2000年)による挿絵の愛らしさも理由だと思う。 「くまのプーさん」の挿絵を描いたE.H.シェパードの娘。作者トラバースは挿絵を父シェパードに依頼したものの多忙だったため、娘に白羽の矢が。

    • 「小さなお家に4人の使用人」の謎:階級社会考察①

      「風にのってきたメアリー・ポピンズ」は、「メアリー・ポピンズ」シリーズの第一作であり、`ロンドンに暮らすバンクス家にやってきたナニー(子守)のメアリーが主人公です。イギリスでは1934年に「Gerald Howe Ltd」で出版されました。 ロンドンを舞台にした物語で、作者のP.Lトラバースが1934年当時ロンドン在住だったことから、世界で最初にこの物語を出版した国はイギリスだと思いますが、同年にアメリカ版も出版されています(各国の正確な出版日が分かったら、またここに追記し

      • メアリー・ポピンズ研究所、はじめました。

        初めて「風にのってきたメアリー・ポピンズ」を読んだのは小学生のとき。以来「メアリー・ポピンズ」に首ったけ。ずっと「憧れの人」は「メアリー・ポピンズ」と答えている。 なにがそんなの魅力なのか? それはメアリー・ポピンズの凛々しさ、毅然とした佇まいが眩しくてかっこよかったから。 ずっとずっとメアリー・ポピンズみたいに生きてみたかった。 心配性で悲観主義者でいつも悩んでばかりいる子ども時代をすごし、その後大人になってからもまあそう変わりなくいつもキリキリくよくよ悩ましい日々

        • 児童文学に登場する「木苺」と「コケモモ」の正体

          この夏「バスでちょっと行った」ぐらいの場所にある森で、2度もブラックベリー摘みをした。 誰かの家の庭や、ほんとうに”そのへん(例:バス停の横の茂みとか)”に生えているのを見かけることはあったけれど、森の中にこ~んなにも自生しているものだと初めて知ったのです。 摘んでも摘んでも、大きくてしっかり熟れたブラックベリーがそこかしこに。本当に、夢中になって摘みました。 長くイギリスに住んでいるけれど、まだまだ知らないことは多いのだと痛感することしかり。 そして摘みながら「これ

        #メアリー・ポピンズ シリーズの成功は メアリー・シェパード(写真↓1909~2000年)による挿絵の愛らしさも理由だと思う。 「くまのプーさん」の挿絵を描いたE.H.シェパードの娘。作者トラバースは挿絵を父シェパードに依頼したものの多忙だったため、娘に白羽の矢が。

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          わたしのこと

          はじめまして。ロンドンに暮らしつつライター/エッセイストをしている宮田華子です。iU 情報経営イノベーション専門職大学の客員教授もしています。 もう20年近くロンドンに住んでいます。いろいろ痛い目にもあっていますが、それでも何とか、ヨロヨロとここに暮らし続けています。 イギリス暮らしはまあまあ大変です。一筋縄ではいかず、年中怒ったりイラついたりへこたれています。でも、それでも、ここに住み続けている理由もあるなあ…をひっぱり続けて今に至っています。 イギリスに来た時は学生