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母と距離をとることにより「自由」になった。

40歳に突入するころ、私はさまざまな出来事の清算をしなければならないきっかけが次々起こり、自分を正常に保つために軌道修正しながら、どうしたらこの苦しい状況から抜け出せるのかをずーーっと考えることが癖のようになってました。

そこで一番私の人生にとって必要だったことは「自由」。自由って書くとすごく抽象的でざっくり感が半端ないけど、自由は人間にとって絶対に必要!だなと。特に占星術で私自身の星を見てみても、私にとって「自由」は最高の状態をあらわしていて、まさに「その通り」でした。

何も自由になるってことに、家族を巻き込み生活まるごと変える必要なんてない。なぜなら、今いる状況から自由になるってことが一番の望みでしょ?家族に迷惑かけないで自由になれるなら、その方法が最適ですよね。

ところで、人間にはいろいろ悩みがあるけれど、一番悩むことって、実は人間関係での悩みなんです。しかしこれを逆に発想してみると、人間関係ひとつによって人生が素晴らしくなるし、楽しくて幸せな毎日を送れるっていうこと。←ここに着目することが実は一番大事になってきます。

特に人間関係にとって悩み深いものとして、「家族間の悩み」。

家族って本当に拗れると厄介です。知人などと違って親族なので、切っても切れない関係だからです。勘当して完全に縁を切る方法もありますが、そこまで行かない人は、できれば家族と仲良くしたいに決まっている。自分の家族で悩んでいる人は、一度、じっくりと関係性を明確にした方が自由になれます。

嫌ならイヤとはっきり言う

私は数年前と比べて今、母と距離を置いています。無理に話をしようとか合わせようとか従わなきゃといった強迫観念をとっぱらいました。最初のうちは母も怒ってきましたが、時間をかけて説明しました。時には冷静に、時には憤慨し、自分の素の言葉を母に全部伝えました。ある意味、「この今の娘に言ってもダメだ」と思わせちゃうくらいハッキリ言うことです。そうすると、そんな歯向かってくる娘にグチグチ言ってきません。母には娘をコントロールしようとする気持ちをこちらからハサミでチョキンと切ってしまうくらいの勢いがあればもう大丈夫です。私は、「母親に対しての罪悪感」を取ったのです。

以前は、いつもいつも、何をするにしても「母から怒られるかも。。。」といった恐怖や不安が常にまとわりついていました。なので思い切り行動ができない、発言できない、の負のループがグルグル渦巻いていました。子どものことも母にまず相談し、決断を仰ぎ、金銭面でも頼っていました。その時の母の決まり文句は、「金も出すけど口も出すよ」でした。今思うとぞっとしますね。毎度このセリフを聞いてはモヤモヤしていました。

母は、自分が仕事ばかりして子どもたちの面倒が見られなかったから、私には孫に対してそうして欲しくない、、といったこともよく言っていましたが、私がむやみに仕事を始められると、自分の言うことを聞いてくれる娘が自立してしまうことに不都合を感じていたんでしょう。当然のことのように無意識だと思いますが。

このように母と娘というのは近すぎているだけに支配関係に気が付きません。お互いに気が付かないからズルズル行ってしまう。心の自由を得るには、たとえ親子であっても、毅然とした言動が、時には強力に必要になってくるのです。

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