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どっしり重い「Celtic Bakers」のプレーンスコーン

スコーンnoteを始めたので、早く「どこかの綺麗めなカフェに行き、クリームティを食べたい!」と思いつつも、なかなか機会がありません。ひとりで悶々としているハナコです。

最近用事があり、毎週Piccadilly Circus(ロンドン中心部)近辺に通っています。なので、その周辺で買える美味しそうなスコーンをうろうろしながら探しています。

先日はPiccadlly Circus駅(地下鉄)のすぐそばにある「Whole Foods Market」内でさがしました。インストアのベイカリーでスコーンは焼いていないようでしたが、「Celtic Bakers」の2個入りのスコーンを発見。

↑パン&焼き菓子周りの動画。

「プレーン」「キノア&アーモンド入り」の2種類がありました。今回は「プレーン」を購入。

2個入りですがずっしり重く、かなりの巨大サイズです。その重みから、バッグの中に入れても存在感を放ちまくり。

用事と用事の間の待ち時間にカフェに入りました。おもむろにバッグから取り出し「1個食べてしまおうか?」と悩みましたが…

↑悩み中…に撮影。

思いとどまり自宅まで開封せずに無事到着。よかった。ちゃんとクロテッドクリームをべったり塗ってたべられる(笑)。

さて、レビューです。


■概要「Celtic Bakers」の「Plain Scones」

製造会社:Celtic Bakers Ltd
購入場所:Whole Foods Market, Piccadilly店。

「Celtic Bakers」は卸専門のベイカリー。公式サイトをみると様々な商品を製造していますが、スコーンの紹介はありませんでした。スコーンはこの会社にとって主戦力ではない様子です。

■基本情報

値段:2個入り3.99ポンド(現在のレートで約765円)
サイズ:縦 約8cm x 横 約4.5cm
重さ:約144g/1個(巨大サイズ)

形:丸型(ウェーブなし)

原材料:強力粉(小麦粉、炭酸カルシウム、鉄、ナイアシン、チアミン)、バターミルク、牛乳、ベーキングパウダー(膨張剤:E450/E500、E341、小麦粉)、全卵

栄養成分/100gあたり
カロリー:348kcal(1個144g=501.12kcal)
脂肪:10.3g
炭水化物:59.4g
繊維:19g
たんぱく質:7.8g
塩分:1.16g

■さて…切ってみた

何しろ1個144gもあるのです。縦横かなりの大型、ずっしりと重みがあるのが特徴です。手の平にのせても、手からはみ出すサイズ。

手に「ドスン」と感じるずっしり感。

上部の照りは抑えめです。卵の黄身は塗ってあるようですが、「光沢がある」というほどでもありません。焼き目をつけるために「サッと卵を塗った」ぐらいの量だと思います。

ナイフを入れて半分に割ると…

断面の気泡は細かめ、かなり身がつまっています。大きなサイズのスコーンでも、軽い物もあります。でもこれはずっしり重い。身がつまっていることが重さの理由ですね。

ナイフの切れ具合は「さっくり」だったので、大きいけれど生焼け感はなし。生地もつぶれておらず、中までしっかり火が通っています。切ったことで、香ばしい小麦の匂いがふわっと立ち上りました。

①そのまま食べる
②クロテッドクリームだけを塗って食べる
③クロテッドクリームとジャムを塗って食べる

の3つの方法で実食しました。

こちらの写真、②と③の実食用に、クロテッドクリームを塗っているところですが↓

どんどん「置けて」しまう恐ろしいサイズ…。

「塗る」というより「置く」に近い感覚。サイズが大きく塗る面積が広いので、大量のクロテッドクリームをどんどこ盛れてしまうのです。

「クロテッドクリームはうずたかく盛る」が信条のわたくしです。200g入りのクロテッドクリームの少なくとも1/3を使い、どんどん「盛り盛り」「置いて」いきましたが…こんなに消費していいのか?途中から良心の呵責にさいなまれ始めました。

本当はもっと盛れるものの、わたくしにもまだわずかに残っていた「自制装置」がカチッと稼働し、今回はこのぐらいでストップ。

巨大スコーンなのでデザート皿にのらず、まな板にディスプレー。

■食べてみた ①そのまま食べる

実食しました。

スコーンは大きくわけて「粉っぽい系」と「もちもち系」に分かれますが、これは「粉っぽい系」のスコーンです。しかし口の中の水分を一気に持って行かれる…というほどの粉っぽさではなく、パサつかない程度ギリギリまで水分を残しつつ、でも「粉感」を存分に味わえる程度の「粉っぽさ」に仕上げてあります。

クリームもジャムもつけず、お茶もなしで食べるのには適さないですが、飲み物があればパンの代わりに食べられる、ぐらいの食感です。

生地に甘さはほとんど感じられませんでした。なので、ハムやチーズを挟んでも美味しそうです。

■食べてみた ②クロテッドクリームだけを塗って食べる

クロテッドクリームの脂が生地にしみこみ、粉感と調和します。しっとり感が増し、クロテッドクリームのリッチ感が際立ちます。

ジャムがないことで、クロテッドクリームの美味しさが存分に味わえました。生地自体はあまり主張がないものの、美味しい粉だからこそクロテッドクリームを引き立てているのだなと思いました。

今回は大手スーパー「Sainsbury's」の自社ブランド「The Taste of Difference」のクロテッドクリームを使いました。これはこれで普通に美味しいクロテッドクリームなのですが、次はもっとお高いクロテッドクリームで試してみたいと思いました。

■食べてみた ③クロテッドクリームとイチゴジャムを塗って食べる

イチゴジャムを塗ると、②では見えなかった別の「スコーンの地平線」が見えました。

粉がしっかり美味しいので、脂だけでなく、甘味もしっかり受け止めるのです。

クロテッドクリームから流れださない程度にジャムを塗りましたが、もっともっとイチゴジャムを塗っても「受け止める」だけの粉の強さがありました。

なので残り半分以降は「ジャム追加のせ」をして食べました。このスコーンには甘味強めのジャムが合うと思いました。

■結論

美味しい粉を使い、「プレーン」に徹したスコーンです。クロテッドクリームとジャムをたっぷりモリモリのせるのが1番美味しい食べ方でしょう。

おススメの食べ方は、スコーンを一口大にちぎり、都度都度クロテッドクリームとジャムをこんもりの盛る方法。通常スコーンは半分に割りますが、このスコーンは割らなくてもいいと思います。美味しいクロテッドクリームで味わいたいスコーンです。

重さ&サイズがあるので2個3.99ポンドは仕方のない値段かもですが「2つ」としては高額です。生地に密度があるので、お腹がいっぱいになる速度は速いです。1個を1回で食べ切るには重量感がありすぎるかもしれません。

半分の大きさの「4個入り」にしてくれたら買いやすいなあと思いました。

お値段だけの価値:★★★
リピート指数:★★★
総合評価:★★★★



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