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私にとってのテキトーフォーミーは、夫婦関係も大切だった

一昨日、私は夫と口論になった。
きっかけは夫の何気ない一言。

私が興味を持って始めたことに対して、「意味がないんじゃない?」と言ったことが引っかかったのだ。

先日、所属しているコミュニティ「ライターゼミ」のイベントに参加し、私にとってのテキトーフォーミーは、

「おもしろそう!と思ったことにチャレンジし続けること」

だと腑に落ちたところだったので、それを否定されたような気持ちになり、くやしく、悲しい気持ちになった。


テキトーフォーミーとは、「毎日のパフォーマンスがナチュラルにベストな自分へ」をコンセプトに、「藤沢製本」さんが手がけているブランド。
カッコつけずに使えて、それでいて、あなた自身の美意識に寄り添ってくれる「かばおのノート」や「かばおのキューブ」などを販売。
キャラクターのかばおは、あなたが頑張っているときも、無理をしているときも、本当のあなたも、偽物のあなたも、すべてを知っているカバの妖精。


私と正反対で、論理的思考のカタマリである夫と口論になると、いつも私は何も言えなくなり、黙り込む。

わかってる。
夫の言うことは、たいてい正しい。

私の心のなかのモヤモヤをなんとか言葉にしても、「それ違うんじゃない」などと言われ、確かにそれは間違っていない。

でも……。

私は貝のように黙り込んで、やり過ごすようになった。

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念のため補足しておくと、私と夫は、普段は仲良しです(笑)。

夫は、よき夫であり、よき父であり、いつも家族を一番に考えてくれる人。
大切にしている身内にこそ、厳しくなりがち。
私が、自分の興味関心を優先しがちなので、その点でたまに口論になります。
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そして、今回もいつもと同じパターンになっていた。

夫の話を、心は硬く閉ざしたまま聞いていたとき、ふと、出窓にいた「かばおさん」と目が合った。

初めて羊毛フェルトで作ってみた、かばおさん♪

かばおさんは、私に対してなにかを語りかけてはこなかった。
ただ、目が合っただけ。


そのあと。
夫から「何か言いたいことはないん?」と聞かれたとき、私は思い切って言った。

「だって、思っていることを言っても、いつも否定するじゃん」

私の言葉を聞いて、夫はびっくりした顔をしていた。

「そんなことないよ?」と言われて、これまでずっとそう感じていたこと、だから言ってもきっと否定されると思って、言わなくなったことを伝えた。

自分が納得できないことを、無理に認めてほしいわけじゃない。
「あなたはそう思ってるんだね」
と、いったん受けとめてほしかっただけなのだ。


そして、私が家のことでがんばっていることや、夫が働きやすいように配慮していることなど、普段していることは、やって当たり前。いつも気になるところだけ指摘してくることにもモヤっとしていると、ついでに伝えた。

そんな風に、ふたりで本音をいろいろ話していると、どちらからともなく笑いが出てきて。
その後はなごやかに、建設的な話ができた。


私にとって「適当」とは、おもしろそう!と思ったことにチャレンジし続けることでもあるけれど、
夫と、お互いが心地よく安心できる関係であること
も大切なんだな、と、深く思った出来事だった。


かばおさん、そこにいてくれてありがとう。
今度、一緒におでかけしようね。


「毎日のパフォーマンスがナチュラルにベストな自分へ」


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