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第59話 ついに簿記1級検定

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ついに来てしまいました。
1級の検定日です。

そう、来てしまいましたという言葉の通り、自分の中に受かる自信が無いのです。理解しているようで出来てないまま、突っ走って来てしまいました。とにかく、終わって休みたい!10時間くらい寝たい気持ちでした。

教室の皆は、真剣に淡々と受ける準備をしてる子と、苦笑いの子に別れていたように思います。

つくし
子供の頃はビニール袋を持ってたくさん収穫してた。

「はじめ!!」
問題に目を走らせます。
ですが!もう分からない!!問題が理解出来ないのです。愕然です。

何度も読んで、過去を振り返り無理矢理ペンを走らせます。周りの音を聞く余裕さえありませんでした。1級の恐ろしさが身を包みます。(ここまで来たのに!!)時間が短く感じました。

ピピピピピ!!
「終了!!ペンを置け!」
(あーーーーー!クソッ!)
歯がたちませんでした。酷い無力感です。

皆が時間が足りなく、同じ様な思いだったようです。2級の時の大丈夫さなど、微塵もありはしないのでした。
「どうだった?」
皆が時間ギリギリまで闘った事が、表情だけで分かります。

(親にどうやって謝ろう?親のお金、ドブに捨てた様なものだな。。)
ぐるぐる情けなさが巡ります。家に帰りたくないけど、帰りました。
今は親になんと言ったか、覚えてないです。それほどに落ち込んでました。



あんな生活したのにね。お疲れ様。
眠っていいよ。

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