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第50話 途中で手術へ

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簿記2級の勉強をガリガリとしていた時でした。
予備のシャント(透析の為の血管で、動脈と静脈を手術で繋いだもの)を造る手術が入りました。

朝から担任の先生に手術があるので早退させて下さいと伝えました。

お昼で早退し、病院の手術室を訪問。
上着だけ手術着に着替え、いざ手術室へ。
今回の手術は、人工血管を埋め込むものではなく、自己血管同士を繋ぐだけなので簡単に済みました。手術は淡々と済みました。ガーゼ付けて終了し、着替え終わるまで1時間半くらいでした。

15時に専門学校に戻りました。
傷は右手の親指と手首の間に、5針程度の小さなものです。
そしてガリガリとプリントです。
その時に担任が
「岸、痛いか?」
「痛いです。」
ガリガリカキカキ。。

ジニア(百日草)
青空の下が最高に似合う!

当たり前なのですが、教室に戻る頃には局所麻酔も切れていて、痛みます。傷の真下にゴーゴーと血液が流れていて、ジンジンズキズキ。
その手で己の負けん気を味方にして、皆について行く!
この程度の傷で抜糸まで何日も休んだら、とんでもなくついて行けなくなりますから。

ふん!やってやるもんね!!
だって、入学金だけで200万です。休めるもんか!

担任の先生が言っていました。皆を見回し
「いいか!これから取れる資格で妻や子供を養ってくんだぞ!!」
ゴクリ。。一丁前にならなくちゃ!!
と思いました。

その日の授業が終わり、片付けて帰る時です。
同級生から声をかけられました。
「岸さん、ホントに手術してきたの?!」
「してきたよ?見る?!」
と、ガーゼを取ってみせてあげようとすると
「いい!いい!!」
と怖がられました(笑)
(肝っ玉小さー!)と思ったのは言うまでもないです。

何か凄いスプラッタな血まみれを思うのでしょうか?傷じたいは綺麗なものですけどね。
見ればいいのに。
あ、私が普通じゃないのか!すみません(笑)

だからって、私が皆に合わせるのもおかしいしな??それに、出来ないわ。

専門学校時代に手術が入ったのは、その1回のみでした。助かりました。

そんな事がありますけど、専門学校での自己紹介の通り、病気があっても皆について行く!ということを実践していってました。


ふん!!やってやるもんね!がいいね。
凄いね!
やれちゃうのが凄いよ。

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