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尿もれにはカボチャの種が効く
◆カボチャの種は薬になる
年齢とともに増えるのが、「尿もれ」や「頻尿」の尿トラブルです。
それらに「カボチャの種」が効くとことが分かっています。
カボチャを料理するとき、真っ先に捨てるのがカボチャの種ですが、
それを炒ることによって薬になるのです。
カボチャの種に優れた栄養素があることは、
日本ではあまり知られていません。
西洋では昔から、健康のためにカボチャの種を食べる習慣があります。
種を食べるための「ペポカボチャ」という品種があり、
その種には殻がないため、食用にはもってこいなのです。
種を食べることに違和感があるかもしれませんが、
漢方薬は食物の根っこや茎、果実や葉が原料であり、
本来、意外なものが薬になるのでしょう。
漢方薬の生薬には、2千から6千種類もの物質が含まれています。
それらは栄養素というより酵素のような働きをしており、
わずかな量でも薬として働くことが分かっています。
カボチャの種に含まれる「植物ステロール」は、
前立腺肥大による排尿障害に効果があると言われています。
また、「リグナン」という成分は、女性ホルモンに似た働きをするため、
加齢による尿もれに有効でしょう。
◆炒りカボチャの種
一般的なカボチャの種は硬く、そのままでは食べずらいものです。
今回は「炒りカボチャの種」を紹介します。
〔作り方〕
①カボチャから取り出した種をよく洗い、
ぬめりやスジをとって、ざるに広げて乾かします。
乾燥させた種は保存容器に入れて、食べる分だけ使用します。
②飛び散らないようにビニール袋などに入れ、
麺棒などで軽くたたいてやわらかくします。
③フライパンに油をひき、中火でじっくり炒ります。
種がきつね色になったら塩で味付けし、火からおろして完成です。
10日ほどで効果が期待できます。
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参考文献
1)横山博美 監修:『尿もれ・頻尿・残尿感を自力で治すコツが分かる本』,主婦の友インフォス,2017
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