速く動いて、老化を予防しよう
◆年を取ると、どうして一日が早いのか
小学生の頃は、一日が長く感じました。
学校が終わって、友だちの家で遊んで、家に帰ってテレビを見て、
やっと日が暮れて夕食を食べる。
それが小学生の一日です。
歳を取るとどうなるでしょうか。
朝か。もう昼か。もう夜か。で一日が終わります。
歳を取ると、どうして一日が早く感じるのでしょうか。
それは、加齢により脳の回転スピードが遅くなるからでしょう。
脳の回転が遅くなると、相対的に時間が早く感じます。
一般に、若者は動きが速く、年を取ると遅くなります。
細胞レベルでも、そのことが言えます。
アメーバなどの単細胞生物は、若いころは動きが速く、細胞分裂も盛んです。
老いると、動きが鈍くなり、分裂しなくなります。
病院の待合では、小学生は一か所にじっとしていません。
あっちにウロウロ、こっちにウロウロ。
ムリに座らせても、体をクネクネ、頭はキョロキョロ。
かばんをゴソゴソ、ゲームをピコピコ。
落ち着きがありません。
対照的に、高齢者はじっと前を見つめ、微動だにもしません。
公園で散歩をして、速く歩いている人から見ると、周りは遅く感じます。
ゆっくり歩いている人から見れば、追い抜いていく人は速く感じます。
時間の感じ方は、相対的なものです。
時計は、万人に等しく時を刻みますが、
脳も体も速く動いている人は、1日を長く感じ、
動きの遅い人には1日が短く感じるのです。
◆聴く曲のスピードも違う
音楽も、若い人はアップテンポの曲を好むのではないでしょうか。
時短のため、倍速で聴いたり、前奏を飛ばしたりで、
40分のアルバムを25分で聴く人もいるそうです。
これに対して、年配の人はどうでしょうか。
昔は演歌を代表とする、のんびりとした曲が多かったのではないでしょうか。
「あーあーあーあーあー、こーこーさんねんせ~い」
◆速く動くトレーニング
老化予防に、速く動くことを心がけてはいかがでしょうか。
服を素早く着る
おしゃべりも、活舌よく、早口でしゃべる
掃除も素早くこなす
歩く時は速足で
音楽も速いテンポの曲を聴く
速く動けば、脳の回転も速くなり、アンチエイジングになるでしょう。
ただし、ネギを素早く刻もうとして、指を切らないようにしましょう。
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