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〔肩こり対策〕寝て胸の筋肉を伸ばそう

◆筋肉を柔らかくすると、血管も柔らかくなる

ストレッチをすると、筋肉が柔らかくなるだけでなく、
血管も柔らかくなります。
これは筋肉を伸ばしたときに出る一酸化窒素(NO)の作用によります。

“人は血管から老いる” と言われます。
血管年齢は、体全体の老化と比例します。
筋肉と血管を柔らかくすることは、
アンチエイジング(健康で長生き)の大きなカギでしょう。

◆いつでも、どこでもストレッチ

どんなときも、心がけ1つでストレッチができます。
立っているとき、座っているとき、寝ているとき、
いつでもストレッチできるよう、いろんな技(やり方)を習得しましょう。

今回は、寝て胸の筋肉(大胸筋)を伸ばす方法を紹介します。

◆胸の筋肉を伸ばそう

大胸筋は、胸を覆っている大変大きな筋肉です。
胸の真ん中にある胸骨や鎖骨と腕の骨を結ぶ筋肉であり、
ボクサーがパンチをしたり、力士が張り手をするときに使う筋肉です。

現代人にとって、大胸筋ストレッチの最大の目的は、肩こり対策でしょう。
大胸筋が萎縮すると、肩こりになりやすいと言われます。
大胸筋を伸ばしましょう。

〔やり方〕
大胸筋は、腕を斜め上にあげたとき、一番よく伸びます。
横になり、腕を斜め上に伸ばしましょう。
息を吐きながら、体の力が抜けていくにしたがって、
腕の重みで大胸筋が伸びます。
胸を張った方が効果的です。

ゆっくりと腕を下げていくと、別のところが伸びます。
大きく手を回すのもいいでしょう。
30秒×2回で十分です。
やりすぎると筋を痛めるので、注意しましょう。

参考文献
1)森 俊憲、森 和世:『体を芯からやわらげる健康ストレッチ』,永岡書店,2011

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