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「嵐の前の静けさ!?」入学前の春休み。トラブルは突然に。娘、中学生になる準備あれこれ日記⑧

娘が6年間大変お世話になった地域の小学校を卒業し、本当にいろんな経験をさせていただき感謝でいっぱいです。
卒業した実感がわかないまま、なんとなく過ごしている春休みです。
息子も娘も制服や体操服の採寸があり、入学だなーと気ぜわしいけれど平穏にすごしていました。


便りがないのはよい便り?

小学校の時は4月の始業式前に先生から連絡があって、打ち合わせをしていました。先生は、旧担任か新担任かはその時によりけりです。

始業式前に担任を教えてくださる場合もあれば、始業式後に発表されるまで待ってほしいという場合もありました。それは、その時の学校の方針や先生や子供の状態にもよると思うので、我が家の場合はどちらでも問題ありません。

私が気になるのは、学校が始まって私がどれくらいの期間学校に滞在することになるのか、ということ。やはり、私にも予定があるので「明日からお願いします」は、できるだけ避けたいのです。そんな感じの打ち合わせをしていました。

担任が変わらないなら私が改めて学校にいく時間は少なくなりますし、変わるならとりあえず一週間は予定する感じです。それ以降は、様子を見ながらお互いが安心して過ごせるよう調整します。

これ、事前に話せるとめちゃくちゃ楽です。
変な緊張がとれますし、「常時待機」がなくなるので安心。
見通しが持てるって大事。

今回、小学校を卒業し、支援学校に入学するので、事前に何かあるかなーと思っていました。でも、入学説明会(2月末)以降一切何もありませんでした。

支援学校だから体験入学や学校訪問で引継ぎ完了なのかな
保護者の話はなくて大丈夫なんだ
うーん、本当にいいのかなー

期待と不安の日々。
春休みにあるのはスクールバスの顔合わせのみ。
まあ、何かあったら連絡あるだろう。

トラブルは突然に・・・

トラブルって、なんでこんなに急にくるんでしょう。それも追い込まれてどうしようもない時に・・・。あ、だからトラブルっていうんですかね。

それはスクールバスの顔合わせでおきました。
スクールバスの顔合わせは、実際の時間にバス停にいって、バスに乗ってみるというものです。ちなみにスクールバスはバス会社に委託されているので先生は乗っておられません。

娘は車いす(バギー)にのっています。バスへの乗降とセッティングは保護者のみができるので、機械の操作以外は私一人でやります。その練習の日でもありました。

何があったかというと「スクールバスに乗れなかった」んです。
バギーなので背もたれが高く、病院などで貸し出してもらえる車いすとは少し違います。それで乗ってみたのですが「複数のポイントが仕様にあわないので・・・」とのこと。「普通の車いすは乗れるんですが・・・」って。

「乗れない」とは言われません。その状況で「こことここが危ないです」と言われました。「わかりました」というと「いいですか?」と。
いや、いいも悪いもこのままでは乗れないし、他の車いすの方は乗れてるって言われると仕方ないじゃないですか。

このやりとりでスクールバスで通うことを諦めました。夏休みにあった適正就学のための相談会で、スクールバスに乗れると説明を受けたので喜んでいたんですけどね・・・。ゴネませんよ。だって、仕方ないじゃないですか。「普通の車いす」に乗れないんだから。

ダブル入学なら春休みはスッカスカにしよう!

さてその後、私からスクールバスに乗れなかったことを学校に報告すべきかどうか迷いました。就学説明会の資料に「問い合わせは電話ではなくメールでお願いします」と言われていたのでどう伝えるべきか・・・。

別件でメールで問い合わせていたことがあり、まだ返事がきていない状況だったのです。何度も送りつけるのもどうかなーと迷ったのです。

迷っていると午後に支援学校から電話がかかってきました。
「検証したいので学校にきてほしい。できれば明日」

もしかしたらと思いましたが、明日かー。
実は、息子も入学式を控えていて明日は息子の用事で息子の学校に行かないといけない日。無理だ・・・。

「明後日昼イチでもいいですか?」(午前中は用事があったし、夕方は訪問入浴があるからもうここしかない)

乗れないのにどうしてわざわざ検証のために行かないといけないんだろう。それもこんな急に・・・。
明日は息子の学校に行くために、娘は早昼して放課後デイにあずけ、逆方向の息子の学校に行き、あれこれ多くの用事をすませ、デイのお迎え時間にすべりこむというハードミッションの翌日もまた綱渡りの予定が突然はいるなんて・・・。

なんとか昼イチに支援学校へ行き、検証が始まりました。
どうやら、先生は「乗れるはずなのになぜ乗れない?」と疑問だったそうです。校外学習ではバギータイプの生徒もスクールバスに乗っていたからです。

検証の結果、あっさり乗れました。

もしかしたら、バス会社の方が見たことがない車いすのバージョンだったので「こうすれば乗れる」と、ならなかったんじゃないかなと思いました。初めてみるものや初めて体験すること、知らないことは腰がひけるし恐怖を感じますから。

支援学校の先生は見慣れておられるからか、「こうすれば乗れるんじゃないですか?」と一瞬で解決。「なんでわざわざ検証の為に行かないといけないの」と思って本当にすみませんでした。

それでもモヤモヤが残ったのは、バス会社の方が言われた言葉。乗れる乗れないのところは規制があるので、乗れないことには「あー、残念」くらいです。ただ、「普通のは大丈夫」っていう言葉は辛いなーと。
支援学校の中でも多数派と少数派にわかれるのかーとなんとなく敏感に反応してしまいました。

バス会社の方からみたら支援学校だろうが地域の学校だろうが、スクールバスなだけなんで関係ないんですけどね。

色々乗り越えてスクールバスで登校できることになりましたが、不安は尽きませんね・・。

さあ、入学式だ!

入学式前にドタバタとイレギュラーが起こり、すでに私はフラフラ状態。娘の入学式の前日にあった息子の入学式が無事に終わり、家族全員元気でここまでこれたのでもう大丈夫なはず。

スクールバスで通学できるようになったので、入学式に大きな荷物を全部持っていくことになります。それらの準備と、翌日からの息子の心配。
「まだ一人で電車に乗るのが二度目なのに大丈夫か」
いや、朝が早いので「お弁当が間に合うか」と、自分の寝坊も心配。

それでも入学式はやってくる!さあ、新しい生活を始めよう。



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