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父という人

こんばんわ♪
HanaHealingのあみです!

さて今日はAstral Journeyの9月のテーマ

『父について』

ちょっと書いてみたいと思います♪
お付き合いくださいませ♪


おちゃめ親父な父

うちの父は一言で言うと

『日系ブラジル人風なおちゃめ親父』

見た目は日焼けが取れない浅黒肌
顔は日本人なんだけど雰囲気・性格がラティーノのように軽く

家族の日常は基本3倍くらい膨らましてネタとして
友人や会社関連の人の集まりで面白おかしく話し
ほっとけば親父ギャグをいい
『ヒヒヒヒィ〜〜〜♪』と笑いの沸点が低くすぐ笑う

結構チャーミングなおじさんですw

元々はメーカーの営業マンで海外営業担当だったため
出張も接待も多かったし
何より海外駐在が一度行くと2期任されるため
海外で過ごしていた時間が長い家族になったのは
このお茶目親父が意外にも仕事ができた、、、らしいおかげですw


お茶目親父との思い出


幼少期は週末や休みのたびに家族でドライブや食事にいき
日本にいたときは中々一緒に時間を過ごせない家族でしたが
夜帰宅してから東京タワーを見にドライブに連れ出す

意外と家族思いの父でした

駐在の間はなんだか家に人を呼ぶことが多くて
家族だけじゃなくていつもわちゃわちゃと
たくさん人を家に呼んだ割にすぐ眠くなって
一人先にソファーで爆睡してました

そんな父がよく言っていたのは

『怒ったり怒鳴ったりせずに気付いた人が先にやれば
 一緒にいる相手も《いい状態》に気付いて
 一緒にやり始めてくれるかもしれないよ』

と弟と喧嘩の絶えない私にいってたなぁと思いますが
あの頃のわたしには意味不明だったので喧嘩は。。。減りませんでしたw

今思うといいこと言ってるじゃん!おじじ!
(うちでは父をジジと呼びますw)


偏屈親父現る


私が高校生になり遊びたい盛りになってくると
お茶目親父は偏屈親父へと変化しました

・バイトはだめ お小遣いで我慢しろ
・門限は21時
・進学は大学じゃないとだめ
・専門学校に行きたいなら家を出ろ

まぁ心配だったんでしょうね
年頃の女子で小さい頃からどうやら

『目に入れても痛くないくらい可愛がられてる』

と周りに私が直接言われるくらいの
箱に入れたいけど入らない好奇心の塊の娘が年頃になり
社会への興味が止まらず

外に出したら帰ってこないかも!?

とでも思ったのかもなぁと今は思いますが
当時は本当に無茶苦茶大嫌いで
何も賛成してくれないし
なんなら家のことは何もしないし
母を大切にしてるとも思えないし

『なんだ!この親父ムカつく💢』

を毎日1万回くらい口に出したり心に思ったりしてましたw

偏屈親父続く


大学生になりバイトは解禁になりましたが

・門限は0時
・バイト先は親に報告
・一人暮らしは言語道断

と偏屈具合は変わらず
バイト先は報告すると必ず客として数回は来るくらい
結構なベッタリ具合で今思うとただの溺愛オヤジですが。。。

当時めちゃくちゃウザかったw

便利だったのは接待で帰りが遅くなる時は
連絡をくれたのでバイト終わりに車で拾ってくれたり

おじさん達のご飯で美味しいところに行くときに
たまに一緒に連れて行ってくれたりと

たまにいい所がありつつも、、、

アメリカに留学したいといい始めた時は

勉強が嫌いで英語も話せない私にできる訳がないと
頭っから大反対

最終的には『ちゃんと卒業してやる』と私がキレて宣言するまで
話を聞く気もなかったです
《本件に関しては今も根に持ってます!すっごい大変だったから!》


溺愛が酷い件

就職して日本に帰国してからは
よ〜〜〜〜く考えると箱に入れたい欲が爆発していたのか
父の溺愛という名の偏屈がひどくなります

・就職しても一人暮らしはNG
・実家にいる=父のルールを守らなければいけない
・男性と泊まりやオールは暗黙ルールでNG

まぁ私が薄給激務のホテル業界に飛び込んで
ほぼほぼ給料なんぞないに等しい上に
最初のホテルではボーナスは基本的に貰えないものだったので
実家暮らしでよかったんですがね

このルールのお陰で私は平気で嘘を吐き始めるようになります♪

だって男性がいる中でのオールや泊まりは申告なんてできるはずもなく
遊びたい盛りの私は遊ぶのが生きがいくらいに遊んでたので。。。

仲良かった女友達で一人暮らししてる方の名前を
それはたくさん使用し遊び倒したのはいうまでもございません♪

35歳まで実家から出れず

父の溺愛という名の偏屈のお陰で私は

自分は『自分で生きる能力がない』

と思っていたので

仕事で稼いで自分だけの空間や時間を作るというのも
鼻っから自分の選択肢からは消していたし

両親のタイミングで生活を動かさなくてもいい自分も
自分のことだけを考えて過ごす自分も
家から出て幸せでいる自分も

鼻っから『私にはないもの』と思っておりました♪

お茶目親父からみる愛娘あみは

『危なっかしくて守ってあげなきゃいけない好奇心の塊』

だったので

・家を出ても生きていけない
・真っ直ぐしか進めないからちゃんと先回りして守らなきゃいけない
・考え足らずで突っ走るので失敗しかしない

という前提の存在だったので
実家を出るのになんと。。。。。35年もかかり

さらに。。。プレゼンテーションまで致しました!!!!

・現在の経済状況
・現職の契約内容
・生活費の内訳(現在&一人暮らしをした場合)
・引越し費用(家具家電等の予算)

を全て資料を用意して!
(確実に普通ではない!信頼のなさ!)


一人暮らしと結婚

一人暮らしをしてから約1年弱で
なんと同棲を始めてその後半年で結婚した私

父の中での私は

『守らなきゃいけない愛娘』から『独り立ちした長女』

に変化しました

心配の対象から外れて
もう一人でも生きていける
独り立ちした大人として接して貰えるようになり

なんと。。。。。

『母の話し相手としてヘルプに呼びたい助っ人』

にも1年で昇格しました!


結婚後初めての家出


今現在、私自身が結婚後初めての家出の最中なんですがね
家に帰りたいと思った時に連絡したのは実は父

きっと車で飛んできてくれると思ったんです

が!

元々遊びの予定が入っていたため
普通に『今日は難しいなぁ』と言われました!笑


心の中は結構、旦那さんへのショックでズタズタだったけども
意外にも父からのこの反応はなんか嬉しくて


『俺が行かねば!』じゃなくて
『あみなら大丈夫』って言われた気がしたわけです♪


『貴方は大丈夫』目線の威力

泣きすぎて過呼吸になりながら
『おうちに帰りたい』とSMSを送った私に

かなり普通な感じで電話をくれた父から
独り立ちした大人の扱いをされたまま実家に家出してきて
1週間ほど過ごして見て

『貴方は自分がいないと生きれない』

と思われていた以前とは違い

『貴方は大丈夫』

と思われているってちゃんと感じられた今

実家でも自分らしく時間を使って
父の意味不明な『オレルール』なんぞなく
自分らしく過ごせた時に

父は父で偏屈になることで愛を表現していたんだな

と実感することができました

今は逆に心配しないで自由にしてくれる愛をくれていて

父親という肩書きはありつつも
ちゃんと私という人間を一人の大人扱いをしてくれると
こんなにも私の気持ちが楽なんだなと驚愕しました


父という人

父と母の夫婦という形を見たら
お互いにとってはどういう存在だったのかは分からないけど

私にとっての父は

母を大事にしないダメ親父や
私の邪魔ばかりする邪魔者や
なりたくない大人代表

だったのが

父の愛を大人になって理解して
大人として見てもらえるようになって始めて

お茶目親父であり
偏屈溺愛親父であり
尊敬できる社会人の大先輩であり
一家の主人として自分を守ってくれた恩人

だと思えるようになりました

きっと今の私なら
何かしらの事情で実家に戻るとことになったとしても
対等な立場でお金の話も仕事の話もできるだろうし

無条件に守ろうとされるのではなくて
一人の大人としてちゃんと父と話せるんだろうなと思えました


父について考えるとは

父について考えた時
自分の中の父親像と実際の父という人間を
言葉に全くまとめる事が出来なくて

自分の言葉で思いの丈をノートに書き出したら
実は、、、最初、、、ものすごい勢いで恨みつらみが出てきました

生きたい道を妨害されたこと
希望を叶えてくれる存在ではなかったこと
誰よりも認めて貰いたかった存在だったこと

父に一人前だと認めてもらいたくて
社会人として成功することに執着したこと

本当は早々と結婚して
ぬくぬくと笑顔溢れる幸せな家庭を築きたかったこと

色んなことを出し切るのに2ヶ月かかりました

過去の再定義をする意味

父への気持ちを吐き出し切って思ったのは
捻くれていったのは父の愛情を悪だと捉えた自分がいたから

つまり、、、自分のせいだった!!!

過去や起こった事実は変わらないし
無かったことには出来ないけど

過去の出来事のどこに焦点を当てるかで
心のつかえが取れた様に過去に閉じ込めた自分を解放できるというのが
本当に過去の再定義の意味

特に親は生まれた時から一緒に過ごした上に
愛情をもらわないと生きていけなかった相手

さらに父親は自分の社会との関わり方を背中で教えてくれた相手

父との関係に関して振り返ることで
自分が社会生活において

・何に固執していたのか
・その理由はなんなのか

というのを俯瞰して見ることができたのが何より一番!

今またもし正社員として雇用されても
自分で仕事をしていくにしても

『父に認められたい自分』ではなく
『自分らしく人や社会に貢献する自分』として

生きれる様になるんじゃないかなって思える様になりました♪

黒歴史だと思っていた父との関係が
『悪く無かった』し『これからも悪い風にはならないんじゃないか』と
思えることで囚われていた気持ちが解放されて
自分も『悪く無かったのかも』と思えて

そして。。。なんと、、、

『これからの自分も自分の人生も悪くないのかもしれない』

と思える様になりました♪

過去に囚われすぎず今を精一杯生きるために
過去に囚われて未来を憂い今を生きれない様にならないために

自分の気持ちを昇華していくのはちょっと苦しいかもだけど
いつまでも変われない幸せになれない自分を卒業したいなら
是非是非試してみてね♪

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