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【取材後記】STORESさんに「リモートでもうまくいく」プロジェクト進行を伺いました

こんにちは! SELECK編集長の山本(@hanahanayaman)です。梅雨空で蒸し暑い日々が続いておりますが、みなさまお元気でしょうか。

先日、SELECKの取材基準についてnoteに書いたのですが、嬉しいお言葉をいくつか頂戴しました。いつも本当にありがとうございます。

ちゃんと伝わるかな…と心配だったので、取材先の方々や読者のみなさまのTwitterの反応をみて安心しました。まだ読んでいない方も、もしよければご覧くださいね。

さて! 本日は新着記事の「取材後記」をお届けします。今回のインタビューは、STORESさんの「フルリニューアルの裏側」です!🎉

STORESさんでは、ダッシュボード(ストアオーナーさん向けの管理画面)のフルリニューアルを、6ヶ月かけて実行。その途中で新型コロナ発生…!

という状況下で、フルリモートによる遅延なく、いかにプロジェクトを完遂したかというお話です。では早速、取材の背景から。

1. 取材の背景

今回のテーマは「リモート環境下でのプロジェクト進行」です。先日お伝えした取材基準でいうと、先進性の一要素として「時流を捉えているか(=いま、読者がほしい情報なのか)」という観点があります。

その意味で、SELECKではリモートワーク関連のネタ集めを強化してきました。緊急事態宣言が解けたとはいえ、以前とは確実に働き方が変わっていると思いますし、リモート需要はまだまだあるなと思っています。

そんな中で、STORESさんが大規模リニューアルを実行し、今年の5月19日に無事リリースされたというお話を伺いました。

(こちらのブログがきっかけになっています👇)

いまは様々なクラウドツールが使えるとはいえ、リモートならではのコミュニケーションの問題は多いですよね。

特に、密な連携が必要なプロジェクトの場合は、どうやってその問題を解決していたんだろう。テスト端末なくてもQAってできるの…? と気になり、取材させていただくことにしました。

2. リモート環境下でプロジェクトをうまく進めるコツ

今回、取材を通じて思ったのは、リモートでのプロジェクト進行は「効率化しすぎない」ことがオフライン以上に大事なのかもな、ということです。

エンジニアの横田さんも、次のように話されていました。

最初のQAで200くらいのイシューが上がって来た時は、本当に終わるかな…と心配になりましたが(笑)、デイリー単位でエンジニアとデザイナーが集まる「昼会」を設けていたことが重要なポイントだったと思います。

ここで積極的にデザイナーと優先度づけを相談して、リリースに向けて必要な部分を明確にし、お互いの調整ができたのはめちゃくちゃ良かったですね。

もちろんITツールはバリバリ活用されているのですが、人と人とのコミュニケーション量を担保することが、プロジェクトを円滑に進める重要なポイントだったとのこと。

たしかに私も思うのが、オフィスでは簡単に声がけできていたようなことも、オンラインだと少しハードルを感じがちだったりするなと。わざわざ言うまででもないかなーとか、「いまちょっといい?」系の相談ごとがしづらくなったりすると思うんですね。

なので、意図的にみんなが集まって話せる場を設ける、ということがリモートにおいてはやはり重要だなと、STORESさんのお話を聞いて改めて思いました。

他にも、リモート進行のさまざまな工夫が参考になるので、一部抜粋してみます。(ちなみにプロジェクトには関係ないけど、バーチャルオフィスを自作したそう。めちゃ本格的なので気になる方はこちらのブログで。)

・新しくジョインするメンバー向けに「入隊キット」(オンボーディング資料)を用意するなど、ドキュメント化を徹底
・DiscordつなぎっぱでQAを実施し、不明点はすぐに聞ける環境作り
・働きすぎ防止のため、終わる頃合いに「蛍の光」を流して解散
・いろんなブラウザ・端末が1台のPCで試せるツールを導入

いかがでしょうか? 開発ではなくても、参考になるポイントかなと思います。そして個人的には、「入隊キット」や「蛍の光」など、ユーモアが垣間見えて楽しそうな職場だなと感じました(笑)

各ポイントの詳細は、ぜひ記事本文でご覧ください🤲

記事はこちら👉 フルリモートでフルリニューアル!STORES、6ヶ月にわたる大規模プロジェクトの軌跡

3. さいごに

さいごに、記事には入れられなかった小話なのですが、ちょうどデザインツールをSketchからFigmaに移行したことも、リモートでのコミュニケーションのしやすさに一役買っているそうです。

※下記、取材音源から一部抜粋し、編集しています。

ちょうどリモートに移行するタイミングで、デザインツールをSketchからFigmaに変えたんですね。Figmaはインターネットブラウザをベースにして動いているので、全員が同時に同じ箇所の作業もできるのがすごく便利で。

デザインのレビューだと「ここ」「そこ」みたいな指示語を使いがちなのですが、Figmaでは画面共有をしなくても、それぞれどこを指しているかがカーソルでわかります。

DiscordやSlackで音声だけつないで、何か指摘があればその場ですぐ直して「これで認識合ってますか?」みたいな形で素早いコミュニケーションが取れたので、生産性がすごく上がりました。

ふむふむ、ツールひとつで生産性も変わってきますね。(最近わたしもFigmaを触り始めたのですが、まだ全然使えてないので勉強したい…!)

コミュニケーションの場を意図的に設けること、ITツールをうまく活用すること。STORESさんはこの2つが揃っていたからこそ、リモートワークの影響を受けることなく、プロジェクトを無事に完遂できたのだと思います👏👏

リモート関連の事例は、いろんな工夫がまだまだ現場に眠っていると思うので、引き続き色んなテーマで追っていきたいですね。

はーい、では今回はこの辺で。またお会いしましょう〜!

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