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【取材後記】STORESさんに「リモートでもうまくいく」プロジェクト進行を伺いました
こんにちは! SELECK編集長の山本(@hanahanayaman)です。梅雨空で蒸し暑い日々が続いておりますが、みなさまお元気でしょうか。
先日、SELECKの取材基準についてnoteに書いたのですが、嬉しいお言葉をいくつか頂戴しました。いつも本当にありがとうございます。
再現性と先進性。
— ワタナベシンペイ@Nyle Inc. (HRとマーケと時々、広報) (@spw63) June 29, 2020
事例に取り上げられた企業の自慢や自己満記事で終わってたら意味なくて、メディアとして新たな発見や学びと他社でも取り入れられる情報を提供しようというスタンスを大事にしてるのが伝わるなー@hanahanayaman #note https://t.co/MXhaFWJPyC
これはめちゃくちゃいい話ですね。メディアと広報のコミュニケーションの基本話ですが、採用広報を始めたばかりの方なども読まれることでグッと仕事の質が上がると思いました/SELECKが大切にしている「再現性」と「先進性」のお話|やまもとはなか @hanahanayaman #note https://t.co/z0alpCibBI
— 石黒 卓弥|LayerX|Takaya Ishiguro (@takaya_i) June 30, 2020
ちゃんと伝わるかな…と心配だったので、取材先の方々や読者のみなさまのTwitterの反応をみて安心しました。まだ読んでいない方も、もしよければご覧くださいね。
さて! 本日は新着記事の「取材後記」をお届けします。今回のインタビューは、STORESさんの「フルリニューアルの裏側」です!🎉
STORESさんでは、ダッシュボード(ストアオーナーさん向けの管理画面)のフルリニューアルを、6ヶ月かけて実行。その途中で新型コロナ発生…!
という状況下で、フルリモートによる遅延なく、いかにプロジェクトを完遂したかというお話です。では早速、取材の背景から。
1. 取材の背景
今回のテーマは「リモート環境下でのプロジェクト進行」です。先日お伝えした取材基準でいうと、先進性の一要素として「時流を捉えているか(=いま、読者がほしい情報なのか)」という観点があります。
その意味で、SELECKではリモートワーク関連のネタ集めを強化してきました。緊急事態宣言が解けたとはいえ、以前とは確実に働き方が変わっていると思いますし、リモート需要はまだまだあるなと思っています。
そんな中で、STORESさんが大規模リニューアルを実行し、今年の5月19日に無事リリースされたというお話を伺いました。
(こちらのブログがきっかけになっています👇)
いまは様々なクラウドツールが使えるとはいえ、リモートならではのコミュニケーションの問題は多いですよね。
特に、密な連携が必要なプロジェクトの場合は、どうやってその問題を解決していたんだろう。テスト端末なくてもQAってできるの…? と気になり、取材させていただくことにしました。
2. リモート環境下でプロジェクトをうまく進めるコツ
今回、取材を通じて思ったのは、リモートでのプロジェクト進行は「効率化しすぎない」ことがオフライン以上に大事なのかもな、ということです。
エンジニアの横田さんも、次のように話されていました。
最初のQAで200くらいのイシューが上がって来た時は、本当に終わるかな…と心配になりましたが(笑)、デイリー単位でエンジニアとデザイナーが集まる「昼会」を設けていたことが重要なポイントだったと思います。
ここで積極的にデザイナーと優先度づけを相談して、リリースに向けて必要な部分を明確にし、お互いの調整ができたのはめちゃくちゃ良かったですね。
もちろんITツールはバリバリ活用されているのですが、人と人とのコミュニケーション量を担保することが、プロジェクトを円滑に進める重要なポイントだったとのこと。
たしかに私も思うのが、オフィスでは簡単に声がけできていたようなことも、オンラインだと少しハードルを感じがちだったりするなと。わざわざ言うまででもないかなーとか、「いまちょっといい?」系の相談ごとがしづらくなったりすると思うんですね。
なので、意図的にみんなが集まって話せる場を設ける、ということがリモートにおいてはやはり重要だなと、STORESさんのお話を聞いて改めて思いました。
他にも、リモート進行のさまざまな工夫が参考になるので、一部抜粋してみます。(ちなみにプロジェクトには関係ないけど、バーチャルオフィスを自作したそう。めちゃ本格的なので気になる方はこちらのブログで。)
・新しくジョインするメンバー向けに「入隊キット」(オンボーディング資料)を用意するなど、ドキュメント化を徹底
・DiscordつなぎっぱでQAを実施し、不明点はすぐに聞ける環境作り
・働きすぎ防止のため、終わる頃合いに「蛍の光」を流して解散
・いろんなブラウザ・端末が1台のPCで試せるツールを導入
いかがでしょうか? 開発ではなくても、参考になるポイントかなと思います。そして個人的には、「入隊キット」や「蛍の光」など、ユーモアが垣間見えて楽しそうな職場だなと感じました(笑)
各ポイントの詳細は、ぜひ記事本文でご覧ください🤲
記事はこちら👉 フルリモートでフルリニューアル!STORES、6ヶ月にわたる大規模プロジェクトの軌跡
3. さいごに
さいごに、記事には入れられなかった小話なのですが、ちょうどデザインツールをSketchからFigmaに移行したことも、リモートでのコミュニケーションのしやすさに一役買っているそうです。
※下記、取材音源から一部抜粋し、編集しています。
ちょうどリモートに移行するタイミングで、デザインツールをSketchからFigmaに変えたんですね。Figmaはインターネットブラウザをベースにして動いているので、全員が同時に同じ箇所の作業もできるのがすごく便利で。
デザインのレビューだと「ここ」「そこ」みたいな指示語を使いがちなのですが、Figmaでは画面共有をしなくても、それぞれどこを指しているかがカーソルでわかります。
DiscordやSlackで音声だけつないで、何か指摘があればその場ですぐ直して「これで認識合ってますか?」みたいな形で素早いコミュニケーションが取れたので、生産性がすごく上がりました。
ふむふむ、ツールひとつで生産性も変わってきますね。(最近わたしもFigmaを触り始めたのですが、まだ全然使えてないので勉強したい…!)
コミュニケーションの場を意図的に設けること、ITツールをうまく活用すること。STORESさんはこの2つが揃っていたからこそ、リモートワークの影響を受けることなく、プロジェクトを無事に完遂できたのだと思います👏👏
リモート関連の事例は、いろんな工夫がまだまだ現場に眠っていると思うので、引き続き色んなテーマで追っていきたいですね。
はーい、では今回はこの辺で。またお会いしましょう〜!
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