映画「i 新聞記者」は観ておいて損はない

望月衣塑子記者をずっと側で追ったドキュメント映画「i 新聞記者」を観た。

「政治的な映画」という先入観があると、なかなか観に行くのに二の足を踏んでしまうが、この作品は政治的というより、面白い作品だった。

テレビを見ているだけではわからない有名人の素の人柄が映し出されており、温かくユーモラスでクスクス笑ってしまった。特に籠池夫妻の仲の良さ、意外な人の良さが新鮮だ。

動き回る記者をカメラで撮っているので手ブレがひどく画面は観づらい。

しかし、テレビニュースを何十時間見るより、この作品一本観るだけでかなりの情報通になれる。コスパがいい。

よく食べ、よく笑い、よく聞き、弱者には優しいけど、不正や理不尽には矢継ぎ早にまくし立てる望月記者。

こういう女性は、日本では敬遠されバッシングされる。悪いことは何もしてなくても。

私は生の望月記者を見たことがあるが、気さくで優しい美人だった。

比べるのは厚かましいが、まくし立てる口調や仕草が怒ったときの私にそっくりで親近感を覚えた。(顔や知能はもちろん全然違う)

普段私達が知らない、知りたくない重大な情報を、いかに政権に隠蔽改竄され操作されているのか(通常の知能があれば)よくわかる。

今の日本は、警察も司法もメディアもアベ政権に握られて、戦前の大日本帝国になりつつある。日本人が戦争に巻き込まれて死ぬのも時間の問題だ。

それを私達に伝えようとしてくれる少数の勇気ある人々を、大人なら応援しようぜ。

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