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仏様(仏像)の種類

お寺に行くと、大日如来、阿弥如来、観音菩薩、不動明王等のご本尊が必ずいらっしゃいます。これらは仏様という認識でOKですが、それぞれの仏様には、位の順位があります。
具体的には、如来→菩薩→明王→天部の順になります。

1如来

悟りを開いた仏様が如来です。
悟りを開いているので、装飾品などは身に着けていません。
大日如来を除いてパンチパーマのような頭になっています。

1-1大日如来

太陽神を起源とした宇宙創造の仏。宇宙そのものを指すこともあります。
他の如来と違い頭に宝冠をのせ、ネックレスやブレスレットを着けています。
智拳印といって左手の人差指を右手の拳で握る形が多いです。

1-2釈迦如来

仏教の開祖であるお釈迦様が悟りを開いた姿が釈迦如来です。
右手のてのひらを見せ、左手をてのひらを上にして差し出す姿をしていることが多いです。

1-3阿弥陀如来

西方極楽浄土に住む仏様です。修行をして悟りを開いた仏様です。
右左両方で親指と人差し指で輪をつくり座禅をしている姿が多いです。

1-4薬師如来

東方浄瑠璃浄土に住む仏様です。人々の病気を救うという現世利益の仏様です。
右手のてのひらを見せ、左手には薬壺を持っている姿が多いです。

2菩薩

如来になるために修行をしている仏様です。
若い頃のお釈迦様がモデルで、頭に冠をのせ、ネックレスやブレスレットを着けていることが多いです。
・聖観音菩薩
・十一面観音菩薩
・弥勒菩薩
等がいます。

3明王

煩悩に生きる人に怒り、正しい仏の道に進むように見張りをしている仏様です。そのため怖い表情をしていることが多いです。
・五大明王(不動、降三世、金剛夜叉、軍荼利、大威徳)
・愛染明王
・孔雀明王
等がいます。

4天部(天)

格付けでは、如来、菩薩、明王の下になります。古代インドの神様が仏教に取り入れられ、護仏神となったものです。
・四天王
・仁王(金剛力士)
・帝釈天
・弁財天
・吉祥天
・梵天
・鬼子母神 (訶梨帝母)
・大黒天
・毘沙門天
・韋駄天
などたくさんの種類があります。

5その他

5-1羅漢

羅漢はお釈迦様の弟子たちのことです。そのなかでも得に優れた10人を十大弟子といいます。

5-2高僧

偉いお坊さんのことです。日本では、鑑真や空海、最澄などのことを指します。

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