星竜也

最近ようやくオジサンと言う生き物の魅力に新たな価値を見出した エンデュランス系スポーツ…

星竜也

最近ようやくオジサンと言う生き物の魅力に新たな価値を見出した エンデュランス系スポーツの好きなどこまでいってもやっぱりオジサン

最近の記事

第1回世田谷陸上競技会

東京への憧れというのは50を越えても尚、消えない。 東京に憧れたのは17歳の時だ。 部活帰りに王将の餃子で唇をテカテカに光らせながら 「おれは箱根駅伝を走りたいねん」と 仲間に語っていたことを思い出す。 仲間は、口から洩れるニンニク臭と しつこく聞かされる東京ドリームに 辟易した顔をしていた。 仲間に宣言していた東京ドリームを 有言実行するためには、 インターハイへ出場し関東の大学の スカウト陣の目に留まることが必要だった。 しかし、近畿ブロック予選で失速。 先頭の選

    • PERFECT DAYS

      うっすらと明けた夜明けと共にまぶたが開く。 外が明るく寝坊したかなと思ったが、枕元の時計は、まだ4時半だった。 布団の中から手を伸ばしカーテンの裾をちらっとめくると外は久しぶりの本格的な雪だった。 雪がレフ板となって早朝の街灯や月明りの光を反射させ、外を明るくする。普段なら、こんな日は、まず、走ることが億劫になるところだが今朝は、 布団から出る事に躊躇はなかった。 映画「PERFECT DAYS」を観に行った。ヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演の映画だ。 役所広司

      • うすら寒さを乗り越えて

        ようやく、少しずつ走れるようになってはきたが、まだ追い込んだトレーニングはできない。 ランニングの代替トレーニングとして有効なのが水泳、スイミングだ。分かっている。分かっているけどプールにはなかなか足が向かない。その理由を100文字以内にまとめよ。とテストに出されてもまとめきれないほど、言い訳はある。 まず身支度がある。運動とは、日常生活からの脱却、非日常体験でもあるから、当然、着替え、練習場所へ移動という身支度が必要である。 冬になると走らなくなる人が増えるのは、身支

        • 多くは望めない戦い

          函館は今週から本格的な雪になった。 その前の週の日曜日、 「来週(今週)は、雪が降りそうだし  ロードバイクの乗り納めに行くか。」 とバイクにまたがった。 本格的に乗ったのは夏にして転倒以来だ。 転倒した際、スポークがはじけ飛び ハンドルも曲がってしまった。 修理に出すとき いっそのことオーバーホールしてもらおうと 購入以来、初めての本格的なメンテナンスをショップにお願いした。 オーバーホールから帰ってきた自転車は乗り心地がかなり改善した。 オーバーホール。 機械であ

        第1回世田谷陸上競技会

          筋肉を伴って出かけよう

          走れないので 筋肉を伴って散歩に出かけた。 筋肉が運動不足気味だ。 五稜郭公園でリードを外してやると筋肉は すぐにあたりを好奇心旺盛に嗅ぎまわった。 そして筋肉は、 五稜郭の堀の外側に張り巡らされている 落下防止柵に興味を抱いた。 筋肉はまず手のひらから、その金属の冷たさと 硬さそして、すべてのパワーを総動員しても びくともしない頑丈さを確かめた。 筋肉は、末端である手指を動かし、その防止柵を掴んでいる。 手内在筋から上腕三頭筋、三角筋、大胸筋につながる 表上半身筋

          筋肉を伴って出かけよう

          2023シーズン、これにて一件不時着

          2週間前、夕暮れ時の大森浜で砂浜インターバルをしている時、捻挫した。『捻挫』この文字を見ただけで、大体の人は「ぐぇっ」と眉をしかめる。 ひねって、くじく。 こんなねじ曲がった言葉なのに、それでも、足首を捻った瞬間はこれほど、ぴったりとくる言葉はないなと鈍い痛みが走る中で妙に感心した。 まず脳裏に浮かんだのは、12月に予定していた5000mの記録会に出れないかもしれないということ。 そして、この1年積み上げてきたものが、 打ち寄せる波にさらわれしまうような喪失感。 「費やし

          2023シーズン、これにて一件不時着

          閾値の崖

          このところ鳴り続けるスヌーズに 億劫な気持ちを抑え込んで4日早朝 スピード練習を入れる決意をする。 トレーニングの基本はジョッグだが 身体を次のステージに覚醒させる為に ハードワークやれよ!と知らせるアラームを 週2回程度セットしている。 気持ちが億劫になったり 外のコンディションの悪さなどで アラームを1日、2日と無視すると、 一方で、このままでいいのか? 良いはずあるまいとスヌーズがかかる。 自らに課しているのはスヌーズまでは なるべく無視しない事。 今日は、でき

          閾値の崖

          雪掻きトレーニング

          2022年。今年も身体を動かし、 心地よい達成感を感じながら、 それを生きるエナジーにしたい。 走ることにこだわらなくてもいい。 走る事にこだわり過ぎて 長い期間、走れなくなる事だけは避けるよう 丁寧に我慢することも、今年は覚えていく。 年末、月間距離の誘惑に我慢できず、 釣りではなく走りに行ってしまい 股関節が発火した。 そこで年が明けてからは 雪かきをトレーニングに昇格。 まずは玄関を開けて、雪の状態を確かめる。 玄関にはすでに、玄関灯に照らされた一人分の足跡がつい

          雪掻きトレーニング

          魂磨き

          すっかり様変わりした1年だった。 良いように様変わりするのならまだしも、 ほとんどは、今まで当たり前だったものが なくなり、寂しい思いをすることが多かった。 中には面倒だなあと思っていた事もなくなり その時は楽だ楽だ。と思っていたが、 『楽だ楽だ楽だ。』を繰り返していると 『堕落だ堕落だ。』になってしまう事に、 パソコンの漢字変換ソフトにまで教えられる。 (このブログのことだろ。) 私にとって例年12月と言う月は 生まれ月ということもあり バイオリズムの波が合うのか 調

          カレーの柱となるべきもの

          足も痛いし、外は雨なので、 カレーを作ることにした。 本当は足が痛いのは関係ないし(そりゃそうだ) 外が雨なのも関係ない(やっぱり) なぜカレーが作りたくなったかというと 水野仁輔さんのカレー本 「私だけのおいしいカレーを作るために」 という本を読んだからだ。 この本はカレーを作りながら スパイス、スープ、玉ねぎという カレーの柱となる材料にまつわる エピソードなどを交えながら語られ、 読む本としても、とても面白い。 朝、暴風雨の激しい風の音がとどろくなか ソファーに

          カレーの柱となるべきもの

          海の藻屑

          海へ向かう。 朝練習の代替として 6時から7時までの間だけ竿を 振り続けて3週間になろうとしている。 大森浜で狙う魚はサクラマス。 川で孵化した稚魚が降海して 海で大きくなったサケ化の魚だ。 海に降りず、川にとどまったのがヤマメ。 大きいものでは60~70㎝を越え 強烈な引きが特徴だ。 その魚体は美しく、食べても美味しい。 しかし、そういう 『釣って良し 眺めて良し 食べて良し』 という魚は、そう簡単には釣れない というのが世の掟だ。 この3週間、延べ時間にしたら

          海の藻屑

          ずっとそこにいたの

          昨日は卒業式でした。 去年のシーズン共に走った生徒たちが 晴れやかな顔で卒業していきました。 寒い中でしたが、 なるべく、風通しの悪い 室内で人の集まる場所は避けましょう という通達を受け 外で、風がビュービュー吹く体育館下の駐輪場で 友人との別れを惜しみつつ玄関から出てくる 生徒たちを待ちました。 待っている間、 同じ陸上部の女性の先生と立ち話。 足底筋膜炎が痛くて最近走れないと言うと 「私も!」 こんなところに足底人。 「いつ頃からですか?」と僕が聞くと 「夏ぐ

          ずっとそこにいたの

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           なんかnoteのテキスト画面(文章入力画面)、メモ帳みたいで書きやすいですね。笑(何で笑うねん)  おっ改行すると、ナチュラルなスペースが、おばあちゃんから差し出されるお茶のように自然に入るんですね。   私は、元々滋賀県に住んでいましたが、教員になるために15年前に北海道へ移り住みました。そうかあ15年かあ。あっという間でした。  最初の赴任地は、釧路。赴任先の先生から、 「何でも分別なく凍るから気を付けて」 と言われてやってきましたが、初めてランニングした朝に

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