個別スーパービジョンを受ける

これまで書いてきたのは、グループスーパービジョン（日本産業カウンセラー協会、業務委託でカウンセラーをしている会社）と、オンラインでの個別スーパービジョン（厚生労働省によるキャリアコンサルタント向け）です。

今回は、日本産業カウンセラー協会での個別スーパービジョンを受けました。

キャリコンのスーパービジョンはこちら。

スーパービジョンとは何ぞや

カウンセリングの実践活動に従事するすべての会員はスーパービジョンを受けるよう求められています（産業カウンセラーと名乗っている人は、協会の会員です）。

専門家としての能力向上のため研鑽義務を果たし、自己のカウンセリングの効果について検証し改善する ため、 進んで スーパービジョンを受けることが求められており、初心者だけでなく、熟練してからもスーパービジョンは必要です。

スーパービジョンはこんな効果があります。

1. ケースへの理解が深まる

2. 自分の傾向についての気づきを得られる

3. 倫理綱領を順守することに繋がる

4. カウンセリングの実践上の課題を学べる

どうだった？

はい、特にケースへの理解が深まり、自分の傾向についての再確認ができました。

ケースの内容は書けませんが、キャリアプラトーでもないし、何だろうなと思いつつクライエントと向き合っていて、ある言葉をフィードバックすると、今までで一番しっくりきたとのことで終結に至ったのですが、何か自分の中では落ち着かないので相談しました。

「それでクライエントが納得できたなら良いとして、そもそもクライエントは成人初期ぐらいでしょう？その仕事は荷が重かったんじゃないの？エリクソンの発達理論って古いけど使えるのよ」
「！発達段階と合っていない、と！……確かに、機械の進化は早くても、人間の中身はそれほど変わるものではなさそうです」

そして、この精神の発達と仕事で求められるレベルの差で苦しんでいる人が、実は多いのではないかとも思ったのでした。人手不足でますます一人に求められるものが多く、また高くなる気がします。

自分の傾向は、逐語検討3期と同じような事だったので、今はそれが課題なのだなとよくわかりました。これを具体的に話したら
「それ！試験で言えたら受かるわよ！」
だそうです。覚えておかねば。

大体の流れ

支部に申し込むと、流れを教えてくれますが、大体こんな感じでした。マイページのスーパービジョンからダウンロードできる書類にもフロー図があります。

• バイザーの所属支部に申し込む

• 費用支払い

• バイザーへ事例送付

• 終了後、バイザーに実施のサインを貰う

• SVのポイントがつく

スーパーバイザーはどう選ぶ？