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ハンコレスは押印欄をなくして終わりではない

ハンコをなくせ!
そんな号令の下、無駄な押印がなくなるのは大歓迎。
ですが、ちょっとモヤッとしたことがありました。

通年、保育園の入園や継続の時に就労証明書を求められます。自治体によって書式がまちまちで、大都市圏は共通フォーマットが出てきたものの、共通フォーマットに独自の加工を加えているところもあり、結局バラバラです。
こういう書類も、企業にとっては大変な負担です。

都内のある区のフォーマットを持参した社員がいました。
「押印の必要はありません」と書かれています。
では、誰でも作成できますし、誰が作成したかわかりませんよね?
会社が発行する意味はあるのでしょうか。

例えば、入社した人のマイナンバーを入力して
「弊社でこの人を雇いました~」
と登録できれば、就労の証明なんて要りませんし、給与の情報も送信できて「給与支払報告書」なんて要らなくなります。労働保険や社会保険の紐づけもできるでしょう。

そうすれば、そもそも就労証明書なんて必要なくなるわけです。
本当になくさなければいけないのは、押印欄ではなくて無駄な仕組みなのではないでしょうか。

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