4月5月読書記録/くもをさがす、母親になって後悔してる
4月5月まとめての記録になりました。
それぞれ3冊読みました。
◉金持ち父さん貧乏父さん ロバート•キヨサキ
お金のことを勉強したい気はあるのだがどうしても眠たくなってこの手の本はなかなか進まない。情けない。
でもお金に関することではなくても勉強になることはいくつもあった !
◉母親になって後悔してる / オルナ•ドーナト
なぜ「母親になって後悔してる」と言ってはいけない、言うことができない世の中なのか、というような本。
なぜ “母になった女性には愛情だけではなく子供とその健康に献身的に尽くすと「示す」ことが期待されている“ のか?
なぜ “母であることは困難で手応えがあるものの、すべての女性に起こりうる最も素晴らしいことである」と決めつけられていて、そう思えない母親は批判対象になるののか、とか。
私が母親になって後悔はしていないが、もっと母親って楽しいものだと思ってた、と思うことは正直ある。(妊娠中も何度も思った)
でも実際、このタイトルの本を手にすることさえすごく悪いことをしているような気分になったので「母親はこうあるべき」みたいなものはもう自分の中にも植え付けられているのだなと思う。し、本来支え合うべき母親同士でもこうしないと!こんな母親だめよ!キー!!みたいなの本当に疲れるよねぇ。
わかるわかる、と思って何ヶ所もメモを取りながら読んだ本でした。面白かった。
◉くもをさがす / 西加奈子
小説家の西加奈子さんが乳がんを患い、住んでいるカナダでの闘病生活のエッセイ。
病院でソワソワと待っている間に看護師から「私のSpotifyでも聞いて待つ?」と声をかけられたり、看護師の顔に血しぶきが飛んだら「見て〜私の顔!笑」って他の看護師に見せに行っちゃったり、カナダの人たちの言うことやることとにかくびっくり。
「しこりめっちゃちっちゃなってるやん!やったな!」とかカナダの人たちの言葉がみんな関西弁で書かれていてそれがより親しみを感じてしまうし他の言動からしても“全ての人が平等“を大切にしているカナダの人たちの、愛を感じる。
ガンの闘病について読んでいて胸がギュッと苦しくなるところがあったけどそれ以外にもカナダでの生活の様子も私にはとっても魅力的だった。
無知で恥ずかしいのだがカナダの人口が日本の人口の三分の一だということにめちゃくちゃ驚いた。それでいてあの国の大きさよ。新婚旅行で行ったけど国内を何度も飛行機で移動したわよ。何時間もかけて。そりゃ日本よりゆったりした考え方とか生活にもなるよ〜
あともう一つハッとさせられた部分
私はこの特集タイトルを見て何にもびっくりしなかったもちろん泡なんて吹かない
むしろ見覚えすら感じた。
なぜなら、自分もこう思っているところがある。から。
なんだかすごーーーく恥ずかしくなった。
カナダでの生活について、がんについて、闘病生活について、そして自分が知らないうちに囚われていた「見え」について、たくさんのことを教わった本でした。
めーーちゃくちゃ良かった。読み終わって、もう一度読みました。
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