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日の丸構図

日の丸構図――被写体が写真の中心にある構図。

日の丸構図といえば、初心者っぽい、素人っぽい、というイメージが付きがちな構図であるが、何を隠そう、わたしは日の丸構図が大好きである。

個性のはなし

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被写体を真ん中に。
こんな簡単な構図はないわけで、言うなれば誰だって真似できる構図だ。

その単純さゆえに、日の丸構図は難しい。みんな同じに見えてしまうから。

だからこそ、もっとも個性が出るのも日の丸構図である、とわたしは思う。

この個性というものを定義づけるのは難しいのだが、

たとえば、まったく同じ場所から、同じ設定で写真を撮ったとしても、100%同じ写真に仕上がるわけがないのと同じで、撮る人によって写真にはその人の個性が魅力として付加される。

どれだけの大きさで被写体を撮るのか、どの角度から撮るのか、被写体の向きはどうするのか。

これらは個性であって、三者三様、十人十色、写真への納め方は無限大だ。

吸い込む

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日の丸構図の写真を見ていると、中心に吸い込まれる気がするのは、わたしだけであろうか。

写真の中心に置かれた被写体が、その魅力を遺憾なく発揮している様は美しく、見る者を魅了する。

そうしてずっと見ていると、なぜだかその魅力から目が離せずに、どっぷりと浸かってしまう気さえするのだから、日の丸構図は奥が深い。

誇示

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日の丸構図は、言うなれば「見せつける」構図である。

堂々と中心に置かれた被写体は、口々に「わたしを見てくれ」と主張する。わたしこそが、主役なんだと。

バランスよく見せるための他の構図とは違って、その存在感は圧倒的で、逆に清々しいほど横柄である。

そうも主張されると、こちらも見ないわけにはいかなくなる。

そんな潔い誇示力も、また魅力だ。

日の丸構図

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▼日の丸構図の撮り方やメリットについてまとめています


▼第3話「シルエット」書きました


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