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雨にも負けず、風にも負けず・・・  埼玉

こんにちは。

東秩父へ行った際、足を延ばして寄居町にあります、宮沢賢治先生の歌碑へ。『雨にも負けず、風にも負けず・・・』の一節は誰もが知る有名な一節ですね。幼少期、『雨にも負けず、風にも負けず・・・』の手ぬぐいを壁に貼っていたような。


荒川沿いに立つ歌碑。

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毛虫焼く まひるの火立つ これやこの 秩父寄居の ましろきそらに


つくづくと 「粋なもやうの博多帯」 荒川きしの 片岩のいろ 


独特な岩が櫛比する清流の荒川。澄んだ水に、心が洗われます。
毛虫焼くとは、季語なようです。帰宅して調べました。

文豪がこの地で河岸の岩に座り、情景に思いを馳せて詩を読まれたんだなあ、と思うと感慨深いものです。時を超えて繋がったわけですね。

自宅から、宮沢賢治詩集を持って行き、遊歩道を歩きながら詩集を読んでいますと、文豪が残された詩が彩られ、詩から世界が彩られ、暖かい心になりました。

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花子出版    倉岡

文豪方の残された名著を汚さぬよう精進します。