街を眺める、眉目秀麗な文豪

こんにちは。

帰熊しています。

熊本には文豪の夏目漱石先生の史跡が随所にあります。旧居や文学碑、詩碑などなど、歩いていますと、突如として現れます。こんなところにあったんだなあ、感慨深いものです。

夏目漱石先生は、明治29年「1896年」に第五高等学校「現、熊本大学」の教師として来られました。4年3か月の間、熊本に滞在されました。そして、家には書生も居られ、面倒を見ておられてました。書生は有名な大学へ進学された、と以前お聞きしました。

漱石先生の文学には、頻繁に「書生」が出没します。『それから』『こころ』『吾輩わ猫である』・・・。先生の経験が、文学の基盤となっているわけですね。


上熊本駅の前に、漱石先生の銅像がありました。

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夏目井漱石 (本名:夏目金之助) は、旧制第五高等学校の英語教師として赴任、明治29年4月13日、上熊本駅 (当時池田駅) に降り立ちます。漱石は、4年3か月を熊本で過ごし、その間結婚や長女の誕生を迎えています。漱石が住んだ熊本には多くの足跡が残されています。漱石来熊百年を記念して、熊本で過ごした若き日の漱石の面影を偲び、いつまでも多くの人々が親しめるよう、このモニュメントを設置しました。
平成8年11月9日


漱石先生は熊本で何を見て、何に想いを馳せていらっしゃったのでしょう。
考えるだけで、心地よいものです。


花子出版     倉岡 



文豪方の残された名著を汚さぬよう精進します。